「夢と感動をありがとう」 卒業生の北本忍さんがロンドン五輪カヌー・スプリント競技に出場、惜しくも決勝進出を逃しましたが、大健闘しました。
2012/08/10
ロンドン五輪カヌー日本代表の武庫川女子大学卒業生・北本忍さんは、8月10日夕(日本時間)に行われた女子スプリント・カヤックシングル200m準決勝で残念ながら敗退。オリンピック2大会連続の入賞はなりませんでした。
※準決勝敗退のため、11日夕に中央キャンパスで開催予定だった応援会は中止となりました。
予選第4組に出場した北本さんは、同組トップで準決勝に進出。準決勝では3位に食い込みましたが、タイムでは僅差で決勝進出はなりませんでした。
予選は最終組で出場したため、準決勝までの時間が短かいというハンデがありました。さらに準決勝では、出場した組でフライングした選手がおり、スタートをやり直しました。この競技の短距離はスタートにエネルギーを集中的に使うことから、同じ組の選手はいずれもタイムが悪くなるという不運も重なりました。
北本さんは、11日夕に行われる9位以下決定戦(B決勝)に出場します。
大学では教職員らが、インターネット中継で北本さんを応援。期待されていたメダル獲得はなりませんでしたが、「夢と感動をありがとう」と北本さんの健闘を讃えました。
【北本さんの成績】
●予選第4組 1位(42秒007)=準決勝進出
●準決勝第2組 3位(41秒816)=決勝進出ならず
北本選手は兵庫県川西市出身。本学入学後にカヌーを始め、3年生の時にナショナルチームに選ばれて以来、トップ選手として活躍を続けてきました。五輪はアテネ、北京に続く、3大会連続の出場。北京では500メートルのペアで5位、フォアで6位入賞。その後の世界選手権でもメダルを獲得するなど好成績を残している、日本女子カヌー・スプリント界の第一人者です。