「献血甲子園 鉄人バランス弁当コンテスト」で食物栄養学科の学生が考案したレシピが特別賞を受賞しました
2015/10/15
第39回日本献血事業学会総会が10月4日、大阪国際会議場で行われ、その中で開催された「献血甲子園 鉄人バランス弁当コンテスト」(主催:日本赤十字社近畿ブロック血液センター)で食物栄養学科 鞍田研究室の4年生6人が考案した「開けてびっくり!冷やしあさり茶漬弁当」=写真右=が特別賞を受賞しました。
日本赤十字が実施する献血では、赤血球中のヘモグロビン量が少なくて献血できない人が増えている現状があります。そこで今回の『献血甲子園』では「ヘモグロビン量が増えることが期待でき、簡単に作れて栄養たっぷりのおいしいお弁当」の募集が行われました。
メンバーは、貧血に悩む20代、30代の女性に向けて、夏バテや貧血による倦怠感で食欲が落ちた人でも食べやすく、開けて「アッ!」と驚く斬新なお弁当にしたいと工夫をしました。だしを凍らせることで夏のお弁当の保冷材の効果を持たせ、冷たいままお昼に食べられるようにしています。
考案時期の6月は学生それぞれの実習の時期とも重なっていたので、各自ができる時に調理をしたり、メンバー以外の人たちに試食を依頼し意見を聞いたりして、レシピを作り上げました。
授賞式では審査員から「お弁当に、凍らせたお茶漬けとはびっくりした」「貝と昆布の旨みの相乗効果を引き出している」と高評価のコメントがありました。
受賞した学生は「今年はコンテストに挑戦しようと思っていたので、成果を出すことができて、とても嬉しいです」「4年生までに学んだ知識を生かすことができたのでよかったです」と話しました。
受賞会場では他の受賞者と交流があり「誰でもが作れることが、大事な要素だと気づきました」「とてもいい機会でした。またコンテストにチャンレンジしたいです」と、今後の意気込みも語りました。
受賞メンバー=写真左=前列左から 岡村春菜さん、柏侑見 さん、鞍田三貴准教授、吉村知夏さん、後列左から 平田絵梨香さん、日向彩香さん、田村彩乃さん(学生は食物栄養学科4年生)