「自分で化粧品をつくる」。健康生命薬科学科の「早期体験学習」が始まっています。
2018/06/14
薬学部 健康生命薬科学科では、公的試験研究機関や企業バイオ関連研究所などの見学を通じて、健康生命薬学の基礎実習を体験し、学習に対するモチベーションを高めるための授業「早期体験学習」を行っています。
【実習先の例】神戸検疫所、兵庫県警察 科学捜査研究所、製薬会社工場など(年度により異なります)
今年度の大きなテーマは「自分で実際に化粧品をつくってみる」。
企業研究が行われた5月、ピカソ美化学研究所(西宮市池田町9)から第一線で活躍中の研究スタッフらが来学し、健康生命薬科学科1年生に対して同社の事業内容や皮膚科学の基礎などを説明。学生は熱心に耳を傾けながらメモを走らせていました。
説明の後は「夏に使ってみたくなる保湿ジェルをつくってみよう!」と題し、ジェルづくりを実践。グリセリン、ヒアルロン酸Na、コラーゲンなどの原料を、学生は各自のオリジナルレシピで配合し、実際に保湿ジェルをつくりました=写真左・中=。
「スースーする」「私のは、べたべたしてる…」「匂いが全然違うね」などの感想が聞かれ、同じ原料を使っても配合量の違いで使用感に大きな差があることを実体験しました。
企業研究の翌週は、ピカソ美化学研究所の工場・コスメパーク神戸ベイ(西宮市西宮浜3)を見学=写真右=。学生は、最新の製造設備を目の当たりにすることができました。
見学後は、製品の製造、品質の保持・管理などについて、紙飛行機を作ることを通して理解する工場内研修プログラムを体験するなど、充実した時間となりました。
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ピカソ美化学研究所は、国内4拠点、海外2拠点(計8事業所)に研究所・コスメパークを有し、企画、研究・開発、生産など、販売以外はすべて同社内で行っており、ブランドメーカーに寄り添った形の提案を行うODM(Original Design Manufacturin)メーカーです。