ひょうご理系女子未来塾のサマースクール宿泊研修「音楽と科学が出会う夏」を開催しました。参加者の女子中学生からは「自分の知識をもっと広げたいと強く思った」などと、感想が寄せられました。
2018/08/10
武庫川女子大学は8月7日から1泊2日の日程で、サマースクール宿泊研修「音楽と科学が出会う夏」を開催しました=写真。
この研修は、国立研究開発法人科学技術振興機構(JTS)平成29年度「女子中学生の理系進路選択プログラム」に採択された武庫川女子大学が、理系女子の育成を支援する「ひょうご理系女子未来塾」の取り組みとして開催したものです。
「音楽と科学が出会う夏」と題し、音楽をキーワードに科学への興味や関心を高めてもらうための体験授業やグループワーク、大学生アシスタントとの交流会を行いました。「聴覚の不思議 超音波って何?」や「コンサートホールではどこに座る?」の授業では、音や音楽を理論的にとらえることができるおもしろさや、「あなたCD派? ダウンロード派?」では事前に調査してきた回答を集計して傾向を知るなど、音楽を多様な視点で見つめる機会となりました。
また、本格的な音楽ホールである「ザ・カレッジ・オペラハウス」(大阪府豊中市)では、音の響きを体験したり、パイプオルガンの音色も感じたりすることができました。
参加した8人の女子中学生からは、「音楽は好きだけど、科学的に考えようとは思った事はなかった。コンサートホールの設計に音の反射などが考えられていた事を知り、ただ、きれいなだけではなくて、そこにはちゃんと理由があることを知ることができた」、「音楽と科学に関する知識の幅が広がった。また新しい意欲が出てきた。この経験を生かして周りの人に伝え、自分の知識をもっと広げたいと強く思った」、「あまり数学とかは好きじゃなかったけど、音楽にも数学とか理科が関係していて、もう少し勉強を頑張ってみようと思えました」などと、感想が寄せられました。
「ひょうご理系女子未来塾」では、今後も様々な活動を展開していきます。詳しくはこちらをご覧ください。