生活環境学科建築デザインコースの学生が参加したGRM5プロジェクトが、「第15回集合住宅再生・団地再生・地域再生学生賞」の奨励賞を受賞しました。
2018/09/26
昨年度、生活環境学科建築デザインコースの当時3,4年生有志20人の学生が参加した、既存住宅ストックを活用する「GRM5プロジェクト」 が、「第15回集合住宅再生・団地再生・地域再生学生賞」の奨励賞を受賞しました。
この取り組みは、雑誌「住宅建築」10月号(8月18日発売)にも掲載されています。
GRM5プロジェクトは、既存住宅ストックの活用をテーマに、企業・他大学と連携して実施する実践的プロジェクトです。関西学院大学都市政策学科、大阪大学地球総合工学科と本学生活環境学科の3大学と、事業主である大阪建設株式会社(大阪市・西宮市)が運営。尼崎市武庫之荘にある木造2階建共同住宅のリノベーション設計に、各大学2住戸づつ実施案の設計に取り組み、基本プランを提案。【2017/07/27 ニュース掲載内容はこちら】
今年7月6、7日には竣工披露が行われ、設計担当の学生たちが実際の建物を見学しました。
本学では7つの提案をプレゼンテーション、クライアントである大阪建設に選ばれた『日常を楽しむ家』と『2階でくらす』の2案が採用されました。
昨年度、3年生でこのプロジェクトに参加した在学生(生活環境学科4年生)=写真⑤右から=、『日常を楽しむ家』を担当した津田さんは「就職先がリフォーム・リノベーションの会社になったのは、このプロジェクトの影響が大きいかもしれません」、福田さんは「コンセプトを決める際、家の中で座る場所の意見を出し合ったり、集合住宅を楽しめるコミュニケーションの場所を考えたりしました。実際に完成した建物に入って、とても感激しました」と話しました。
『2階でくらす』を担当した木本さんは「2階を家族の集うリビングやダイニングにすることで、光や風を取り込むことができると考えました。完成した建物に、とても感動しましたが、主体となって設計された先輩はさらなる改善点を話していました」
【参加学生】
『日常を楽しむ』=写真②=
担当:奥野裕美子、坪田夏実(生活環境学科 卒業生)=写真③の右から=、津田友紀子、福田絢華(生活環境学科 4年)
『2階でくらす』=写真④=
担当:西辻帆波(同 卒業生)、木本帆南(同 4年)
他 5案の担当:
高野美摘、長谷菜未、長田千明、岡井咲樹、松本結衣、木村知和、井奥彩華、細川由樹、樋口弓美子、小坂理緒、松尾悠希、浅野祐萌、白井梨々花、叶あさひ(同 卒業生)
【指導】
岩田章吾教授、山田由美准教授
写真上左から①~⑤