「第39回世界健康フォーラム2018・京都」が「食環境でいのち輝く未来を!-食は人を良くする-」をテーマに開催。「モナリザ賞」の表彰式も行われました。
2018/11/30
「第39回世界健康フォーラム2018・京都」(主催:NPO法人 世界健康フロンティア研究会、共催:武庫川女子大学)が11 月29 日、京都劇場(京都市下京区)で開催されました。また、同フォーラムでは、健全な食生活の保全を顕彰する「モナリザ賞」の表彰式が行われました。
テーマは「食環境でいのち輝く未来を!-食は人を良くする-」。
はじめに、第8代ユネスコ事務局長のビデオメッセージが流れ、ビデオの中で「食は文化の一環です。和食は2013年にユネスコの世界無形文化遺産に登録され、世界各地で大変な評判を呼んでいます。良い食環境を選ぶことは、健康で長生きをする一番重要な要素です」とメッセージを送りました。
次にNPO法人 森は海の恋人 理事長の畠山重篤さんが「森は海の恋人-食環境は自然との共生から-」と題して特別講演。安全でおいしいカキの漁場である海の環境保全について話しました。
続いて、アジア太平洋臨床栄養学会 会長の渡邊昌さんが「がんや糖尿病にならない食事-玄米パワーで健康長寿-」と題して、玄米食の有用性について基調講演を行いました。
また、「モナリザ賞」の授与式が行われ、2018年度は八戸学院大学 女子ラグビー部が受賞。家森幸男 武庫川女子大学 国際健康開発研究所 所長から表彰状が贈られました。また、2017年度「モナリザ賞」を受賞した、ヴィアトール学園 洛星中学高等学校 料理研究部から、「京大豆と食育」についての研究成果報告がありました。
前半の最後には、武庫川女子大学音楽学部声楽学科の卒業生でソプラノ歌手の飯田美奈子さんが、同じく武庫川女子大学音楽学部 多田秀子准教授の伴奏で「すこやかな歌のしらべ」として「アメージング グレイス」「アヴェ・マリア」など計6曲を披露。「故郷(ふるさと)」では、来場者も手話で歌に参加し、会場全体が一体となりました。
後半は、元NHKニュースキャスターで現在は千葉商科大学 教授の宮崎緑さんがコーディネーターになり、NPO法人 森は海の恋人 理事長の畠山重篤さん、東京大学高齢社会総合研究機構教授の飯島勝矢さん、料理研究家の大原千鶴さん、アジア太平洋臨床栄養学会 会長の渡邊昌さん、武庫川女子大学 国際健康開発研究所 所長の家森幸男さんの6人が、「食は人を良くする」をテーマにパネルディスカッションを行いました。