生活環境学科の学生が本学と包括連携協定を締結する小豆島土庄町で『移住』に関する調査結果を報告しました。
2019/03/14
香川県・小豆島土庄町と本学は地域社会の持続的な発展および教育研究の向上に資することを目的とした協定を2017年12月に締結しています(関連記事)。
この協定に基づき、生活環境学科の都市・生活研究室(水野優子ゼミ)が、昨年9月に土庄町とともに近年小豆島に移住された方を対象として、移住の経緯や生活課題、将来意向などに関する調査研究を行いました。この調査研究を卒業研究として取り組んだ4年生の荒木裕佳さんと高嶋亜紀さんが、3月8日、土庄町域学連携交流施設(夢すび館)において、調査結果を報告。
今回の調査からは、移住者の実態は移住のタイプや年齢層により、状況が大きくことなること、現在の移住促進施策は特にI・Jターン移住者にとって効果がみられ移住者の増加につながっていること、しかしながら、I・Jターン移住者は移住の満足度は高いものの、日々の生活で困難な点が多く、生活のサポートをおこなうことで定住につなげていく必要性があるといった結果がまとめられました。
報告のあと、三枝町長からは「移住者の実態が今回の調査であきらかになった。今後もぜひ移住の調査を続けてほしい」といったコメントをいただきました。都市・生活研究室では今後も継続して、土庄町と連携・協力しながら移住に関する研究を継続する予定です。