「健康科学連携教育フォーラム」が行われ、健康について学ぶ3学科の1年生が先輩の話に耳を傾けました。
2019/09/18
健康科学の分野で活躍する卒業生3人を招いて、「健康科学連携教育フォーラム」が9月17日、公江記念講堂で開催されました。健康について学ぶ3学部3学科(健康・スポーツ科学部健康・スポーツ科学科、生活環境学部食物栄養学科、薬学部健康生命薬科学科)の1年生約440人が受講し、「私の学生時代と今-健康科学を学ぶ-」をテーマとした先輩の話に耳を傾けました。
本学では、「健康」を専門とする3学部がカリキュラム面で連携する「3学部3学科連携教育プログラム」を実施し、健康についての幅広い知識を習得したスペシャリストを養成しています。このフォーラムは基礎・専門教育への導入教育として毎年この時期に行われています。
はじめに瀬口和義学長が「総合大学のメリットを活かして、専門だけでなく周辺領域にも興味を持って複眼的な見方を養ってください。学院が百周年に向けて掲げるビジョン”一生を描き切る女性力を。”育み、視野を広げて大学生活をエンジョイしてください」と受講生に語りかけました。
健康・スポーツ科学研究科研究生の三浦有花さん(2017年健康・スポーツ科学部健康・スポーツ科学科卒業、2019年健康・スポーツ科学研究科健康・スポーツ科学専攻課程修了)は、現在の研究活動について語り、取り組んでいる『姿勢制御』の研究成果の一旦を披露し「この研究に出会えて、とてもよかったと思います。基礎研究を進め、リハビリなどに活かしていければと考えています。みなさんにも、この研究を少しでも知ってもらえたら嬉しいです」と話しました。
株式会社 明治 関西支社に管理栄養士として勤務する寺東詩織さん(2015年生活環境学部食物栄養学科卒業)は「スポーツをしている学生やアスリートに食事や栄養の取り方と、自社製品のサプリメントの活用方法を話す機会が多いです。学生時代の経験で、人と関わる仕事がしたいと思い、今の仕事につくことができました。大学では環境を含めて様々なサポートがありますが、社会では自ら発信する必要があります。学生の間に、将来の姿を見つけて、もっと勉強することができればよかったと思っています」とアドバイスをしました。
本学の附属中学校・高等学校 理科教諭として教壇に立つ清水麻希さん(2015年薬学部健康生命薬科学科卒業、2017年薬学研究科薬科学専攻課程修了)は「学生時代に学んだこと、経験したことはすべて今役立っています。3学科連携プログラムには、新たな発見・多面的に考える力を養う・横のつながりを拡げる、という役割があります。積極的に学び、経験して将来に活かせる力を身に付けてください」とエールを送りました。