「開放特許等を活用したビジネスアイデア学生コンテスト」で情報メディア学科大森ゼミの学生が、審査員特別賞を受賞!
2020/01/17
「開放特許等を活用したビジネスアイデア学生コンテスト」(主催:近畿経済産業局)の最終審査会が、1月13日、大阪工業大学梅田キャンパス 常翔ホールで行われ、情報メディア学科大森ゼミの学生3人と大阪大学の大学院生と学生の2人が結成したチームがプレゼンテーションを行い、審査員特別賞を受賞しました。
このコンテストは、開放特許等を活用した事業アイデアを募集するもので、近畿地域の2府5県の10大学から31チームがエントリー、一次審査を経て11チームがファイナリストとしてプレゼンテーションを行いました。
今回エントリーしたチームは、本学と大阪大学とのクロスアポイントメント制度を利用して結成されました。今年度の初めに顔合わせが行われ、チームを決めてエントリーするコンテストなどを検討。5月末にエントリーをした後は、開放特許の説明会に参加し、どの特許でどのような事業に取り組むかを話し合いました。当初検討を進めていた技術は、評価のポイントとなる「社会的重要性」の弱さや発想を実現する難しさから、「印刷画像へのコード埋め込み技術」に変更。9月末の企画提出まで、毎週のようにミーティングを重ねました。アルバムへの活用を考え、現場のヒアリングを行う中で、アルバムの撮影を担う写真館や印刷会社の方との出会いがあり、より具体的な企画として進めることができました。大阪大学のメンバーは主に、技術と理論の理解・確認や構築、本学のメンバーはヒアリングやフィールドワークを通じて、発想の具体化や企画の実行性の検討を行いました。
一次審査の後、審査員からのフィードバックに対して丁寧に解決策を導き出し、プレゼンテーションの練習を十分に行って、最終審査会に臨みました。
メンバーの大野涼佳さん、奥田結菜さん、青木桃香さん(情報メディア学科3年)は「大変でしたが、とても楽しい経験でした」「阪大の工学研究科の院生の方には、個々の資料をよく見ていただき、ありがたかったです」「一つのことに取り組んで、お互いにどんどん意見を言い合えるようになりました」「写真館・印刷会社の方に、多くのアドバイスをいただき、試作品まで制作していただいて本当に助かりました」「審査員の方からは、コストの裏付けや、ユーザーや活用業種の方からのヒアリングが示してある点がよかったと言っていただきました」と話し、今回の経験を振り返りました。