NEWS

新着情報

丹波篠山市にて「農都のまほろば水路」の見学、農業用水路の生きもの調査を体験しました

地域の自然環境を対象とした「フィールド・環境施設実習」の一環として、丹波篠山市の「美しい農村を未来へつなぐツアー」に参加し、市で行われているさまざまな環境への取り組みを学ぶ体験をしました。環境共生学部には、さまざまな「生きもの」に関心のある学生、教員がいます 。木や草などの植物、魚や貝、昆虫、鳥、ネズミなどの動物、そして藻類や微生物などの小さなものまで、地球上の生命体(=生きもの)について、環境とどのようなかかわりがあるのかを学び、持続的な環境共生社会のための方法を探究します 。

この日の実習では、丹波篠山市役所職員の皆様の指導のもと、農業用水路に生息している生きものの調査を実施しました。丹波篠山市は、2009 年に「丹波篠山農都宣言」をし、持続可能な農業を目指し、自然や生きものを守るための農業の普及に取り組んでこられました。

今回は、その取り組みの 1 つである多自然型工法の「農都のまほろば水路」を見学し、農業用水路が生きものの住処となっていることや、どのような水路であれば生きものが生息できるのかなどを学びました。そして、 「農都のまほろば水路」の施工が予定されている水路にどのような生きものがいるかを調査しました。調査結果は、「農都のまほろば水路」の環境モニタリングデータとして市でも活用される予定です 。
農都のまほろば水路:https://www.city.tambasasayama.lg.jp/material/files/group/69/2206_mahoroba_flier.pdf

調査では、ヌマエビ、スジエビ、タニシ、オタマジャクシ、トノサマガエル、アメリカザリガニ、メダカなど様々な生物を採ることができました。学生たちは、生物、ひいては地域環境に農業がどのような影響を与えるのかといった、消費者という立場では見えてこない視点を学ぶことができたのではないでしょうか。

実習風景はこちらから:https://www.youtube.com/shorts/9ZHjnhDWEag

ADMISSIONS

武庫女の入試はチャンスがいっぱい。
他学科との併願も可能です。

詳しく見る