2025年9月20日、附属中学校・高等学校の生徒を対象とした特別イベント「プロジェクト棟 完成見学会」を開催しました。イベントの冒頭では、環境共生学部長・青野光子先生より、学部の教育・研究の特色、そしてプロジェクト棟(PJ棟)の建設に至った背景とその目的について説明がありました。
PJ棟は、環境問題に対して実践的にアプローチするための新たな学びの拠点として、2025年9月8日に竣工。早速、1年生後期の授業「社会連携プロジェクトⅠ」から活用されています。また、学生たちがフィールドワークや実験・プロジェクトを通じて主体的に学び、発信している様子も紹介されました。その後の棟内ツアーでは、環境配慮型の建築設備や最新の学習空間を実際に見学。参加した生徒たちは、大学でのリアルな学びの雰囲気を肌で感じる貴重な機会となりました。また、模擬授業として2つの特別講義も実施されました。
穂坂紀子先生「ナノってなんなの? 光で探るナノの世界」
目に見えない“ナノサイズ”の世界について、身近な話題を入り口にやさしく解説。光を使ってナノ構造を調べる方法や、最先端の科学技術について紹介され、生徒たちの科学への関心が大きく高まりました。
田島右副先生「科学で解くマイクロプラスチック問題」
環境問題として注目されるマイクロプラスチックについて、その実態や環境への影響、分析手法を紹介。科学の力で課題を“見える化”する取り組みが展開され、参加者から多くの興味が寄せられました。
今回のイベントを通して、参加した生徒たちは環境問題に向き合う学びの楽しさや、環境共生学部で広がる多様な学問領域を実感した様子でした。今後も環境共生学部では、学内外との連携をさらに深めながら、次世代の環境リーダーの育成に取り組んでまいります!