1年生後期の必修科目として「基礎実験(生物)」を行いました。この実習では、生物学の基礎を学びながら、将来の専門分野につながる実験スキルを身につけることを目指しています。まずは、マイクロピペットなどの実験器具の操作や検定を通して、実験の基本をしっかりと習得しました。その後、現代の生命科学に欠かせないさまざまなテーマに取り組みました。
- 生体分子の分析:色素結合法によるタンパク質の定量、および分光光度計を用いた吸光分析法の実践
- 酵素機能の解析:ニワトリ肝臓から抽出したアルコール脱水素酵素やカタラーゼの活性測定を通して、生命現象の根幹にある酵素反応を理解
- 分子生物学の基礎:プラスミドDNAを用いた制限酵素による消化実験と、断片長の測定によるDNA解析の基礎の習得
各テーマではレポート作成や記録の書き方にも力を入れ、科学的に考える姿勢を養いました。学生たちは、実験の楽しさを感じながら、生物学の基礎力と論理的に考える力をしっかりと伸ばしています。





