環境共生学部1年生が実験科目「基礎実験」で化学実験に取り組みました。この日は「食用油を使ったバイオディーゼル燃料(BDF)の合成」でした。化学実験は3回の実験日が設定されていますが、この日は3回目。これまでに修得したピペット操作、固体試料の秤量、分液抽出操作などを応用して合成実験に取り組みました。今回は、加熱還流実験を行うため、マグネティックスターラー、ジムロート冷却器も新たに使用しました。食用油は“使用済み”のものを使用すると、より再生可能エネルギーの課題に取り組む、となるのですが、今回は未使用の食用油で実験しました。実験内容は、メタノールを用いた油脂のアルカリ触媒によるエステル交換反応です。実験結果は良好で、化学収率はグループごとにばらつきはあるもののどのグループも生成物の密度は既知データと一致しました。今年度は間に合いませんでしたが、来年度は合成したバイオディーゼル燃料を使って、実際にディーゼルエンジンを稼働させたいと思っています。乞うご期待!



