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社会連携プロジェクトⅠの授業として、西宮市にある日本盛株式会社を訪問しました。日本盛は、日本酒づくりの長い伝統を大切にしながら、時代に合わせた工夫を重ねて生産活動を行っている企業です。見学では、洗米・蒸米・麹づくり・発酵・上槽・瓶詰めまでの製造工程を順にご案内いただき、麹菌や酵母の働き、温度管理や衛生管理の大切さなど、日本酒の品質を支える要点について丁寧にご説明いただきました。また、排水処理や資源循環といった環境への配慮に加え、製造過程で生じる「米ぬか」を活用した化粧品開発の経緯についても伺うことができ、食品副産物を有効活用する取り組みから企業の創意工夫を学ぶことができました。見学中には学生や教員から多くの質問が寄せられましたが、担当の方々は一つひとつに丁寧に答えてくださり、理解が深まる大変有意義な時間となりました。特に酵母や麹菌の培養や特許についてなど専門的な質問もあり、普段の学びの成果が目に見える訪問になりました。今回の訪問を通じて、伝統と工夫が息づく日本酒製造の現場を体感するとともに、環境への配慮や社会とのつながりを重視した企業姿勢について多くの学びを得ることが出来ました。今後の社会連携プロジェクトに発展できそうな学生ならではの課題発見が期待されます。