お知らせ

卒業生の皆様へ 武庫川女子大学短期大学部の学生募集停止について

お知らせ

 学校法人武庫川学院は、武庫川女子大学短期大学部の学生募集を2025年度以降、停止することを2023年12月11日開催の理事会において決定いたしました。
 日頃より武庫川学院の運営にご支援・ご協力いただいている卒業生の皆様に厚く御礼申し上げますとともに、今回の決定についてご理解を賜りますようお願い申し上げます。

 武庫川女子大学短期大学部は1950(昭和25)年4月、武庫川学院の立学の精神のもと、社会のニーズに応え、「女子に実際的な専門職業に重きをおく大学教育を施し、高い知性と善美な情操と高雅な徳性を兼ね具えた有為な日本女性を育成して平和的世界文化の向上に貢献する」ことを目的に、武庫川学院女子短期大学として開学しました。以来、武庫川女子短期大学、武庫川女子大学短期大学部と校名変更を経ながら多くの卒業生を送り出してきました。短大の卒業生は2023年11月現在、102,497人です。
 しかし、18歳人口の減少や女子の共学・四年制大学志向の強まりなど、近年の社会状況の変化による影響は大きく、全国の短期大学が学生募集に苦慮しています。本学短期大学部も例外ではなく、とりわけ新型コロナウイルスが猛威を振るった2020年度以降、急激に志願者が減少しています。
 この状況を踏まえ、本学は短期大学部の学びの特色やニーズを大学に発展的に継承すべく、大学の学びのフィールドを広げるとともに、短期大学部全7学科のうち、2023年度に心理・人間関係学科、健康・スポーツ学科の学生募集を停止、さらに日本語文化学科、英語キャリア・コミュニケーション学科の2024年度の学生募集停止を決定し、大学教育への統合を進めてきました。残る幼児教育学科、食生活学科、生活造形学科についても志願者の減少が止まらないことから、2025年度以降の学生募集を停止する決断に至りました。これをもちまして、誠に遺憾でありますが、本学短期大学部の新たな学生は2024年4月入学者が最後となります。

 武庫川女子大学短期大学部の理念やこれまで築いてきた実績は、武庫川女子大学へと発展的に継承するとともに、大学が取り組む「新しい武庫女教育」実現に向け、さらなる教育改革、新学部・新学科構想を進め、教育・研究の強化を図ってまいります。

 卒業生に対する証明書発行やキャリア支援等についても従来通り対応するとともに、鳴松会が中心となり、卒業生同士のネットワークを継続、充実してまいります。今後とも変わらぬご支援をよろしくお願いいたします。

 

2023(令和5)年12月15日
学校法人武庫川学院 理事長 大河原 量
 武庫川女子大学短期大学部学長 瀬口 和義

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