建築学専攻【公開講演会】宮治昭先生講演会「バーミヤーンの石窟と壁画 -インド・クチャ・敦煌の石窟寺院との比較―」が11/9に開催されます 【予約不要・無料】
開催日:2013/10/21
対象者:在学生卒業生一般
アフガニスタンは、ユーラシア大陸の中央部に位置し、東西を中国やイランと接し、南はインド、北は中央アジアのオアシス世界に挟まれ、かつては、東西そして南北の文化を伝える「文明の十字路」として栄えた。その中心にあるバーミヤーンは、かつて玄奘三蔵も訪れたとされ、東西に広がる大崖には、きらびやかな壁画や装飾が施された大仏や仏教石窟が穿たれ、仏教伽藍が広がっていたと言われる。しかし、2003年にタリバーンによる遺跡破壊をうけ多くの文化財を失った。その後、世界遺産・世界危機遺産に登録され、現在でも世界各国による復興支援が続いている。今回は、バーミヤーン崖に穿たれた石窟の石窟空間と壁画装飾について、インド・中央アジアの仏教美術史がご専門の宮治昭先生にご講演いただきます。
詳しくは、建築学専攻ホームページをご覧ください。
■日時
2013/11/9(土) 13:00~16:00
■会場
上甲子園キャンパス 甲子園会館 西ホール
西宮市戸崎町1-13
■参加対象者:事前申込不要・入場無料 (学外の一般の方も参加可能です)
■講演者
宮治 昭(みやじ あきら)先生
プロフィール
名古屋大学にて美術史を学び、インド・中央アジア美術史、仏教図像学を専門とする。名古屋大学教授を経て、2007年より龍谷大学特認教授、2010年から2012年まで龍谷大学文学部教授および龍谷ミュージアム館長をつとめる。 2011年中日文化賞、2012年中村元東方学術賞、受賞。 『インド美術史』(吉川弘文館1981年)、『涅槃と弥勒の図像学』(吉川弘文館1992年)、『ガンダーラ 仏の不思議』(講談社選書メチエ1996年)、『仏教美術のイコノロジー』(吉川弘文館1999年)、『バーミヤーン、遙かなり』(NHKブックス2002年)、『仏像学入門』(春秋社2004年)、『インド仏教美術史論』(中央公論美術出版2011年)、『Collected Essays on the Art of Gandhara and Bamiyan』(龍谷大学2012年)など著書多数、論文多数。
■問い合わせ先
武庫川女子大学建築学科 TEL:0798-67-4501