臨床教育学専攻教育研究所　学術講演会「変遷する精神保健・医療・福祉のなかで精神障がい者をささえる-こころ病める人たちと共に生きる社会を-」と大学院臨床教育学研究科の入試説明会が開催されます。

教育研究所では、教育に関するさまざまな情報を共有するべく、毎年学術講演会を開催しています。今年も多くの方に参加いただき、その成果を教育現場へ還元したいと考えています。また、講演会後は大学院臨床教育学研究科の入試説明会を行います。個別相談もありますので、お気軽にお越しください。

<日 　時>　2014年6月21日(土)午後2時～午後4時(受付開始:午後1時30分)　
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　午後4時(予定)より大学院臨床教育学研究科の入試説明会
<場　 所>　日下記念マルチメディア館1階メディアホール
<テーマ>　変遷する精神保健・医療・福祉のなかで精神障がい者をささえる-こころ病める人たちと共に生きる社会を-
<講　師>　平　則夫(ひらのりお)　先生(阪南病院　リハビリテーション部部長)
　　　　　大阪介護福祉士協会理事、大阪精神保健福祉士協会会長
<講師からのメッセージ> 2008(平成20)年、医療法が改正され、これまで「がん」、「脳卒中」、「急性心筋梗塞」、「糖尿病」等の4大疾患に「うつ病」「認知症」を中心とする精神疾患が加わり5大疾患となりました。近年では国民生活を取り巻く生活環境の変化は著しく、認知症、うつ病、発達障害、違法薬物の乱用などから国民の心身の健康を損なう状況が広がりつつあります。また、少子高齢化へ進む中これまでの精神保健の理解や対応では難しくなり、保健・医療・福祉・労働・司法・教育などの総合的な連携体制が重要となっています。精神的な障がいは社会環境と深く関係しており、その対応や予防において社会全体で支援する体制や社会資源の開発が求められています。そこで、講演では精神障がい者を支援することの意義について共有できる機会となればと思っています。
<費　 用>　無料
<申し込み>　不要
<問い合わせ先>　武庫川女子大学　教育研究所事務室　TEL:(0798)45-3534　FAX:(0798)45-3553