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2025.01.30
活動報告
令和2年、西宮市では在宅高齢者が新型コロナウイルスとの共存下で抱える栄養に関する課題やニーズを明らかにするため、新たな包括的栄養支援モデルの開発プロジェクトを実施しました。その調査結果から、感染拡大時における食生活の悪化はフレイルリスクを高める可能性があることを報告しました。
そこで、令和7年1月27日(日)13:30~15:00に西宮北口キャンパスにて「第1回 フレイル予防講座」が開催され、91名の方にご参加いただきました。
講座の冒頭では、福尾惠介所長より開催の挨拶がありました。続いて、前田佳予子教授による「オーラルフレイルについて」の講演が行われ、咀嚼力向上を目的としたガムを用いた実践的な説明がなされました。さらに、大滝直人教授による「睡眠と食事」に関する講演では、睡眠ホルモンであるメラトニンのメカニズムや、食品の摂取方法について詳しく解説が行われました。参加者の皆様からは、「若い頃から睡眠時間が4時間程度だが、健康への影響はあるのか?」「メチオニンが多く含まれる食品は?」など、活発な質問が寄せられました。本講座を通じて、参加者同士の交流が深まり、健康寿命の延伸につながることを願っております。