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2025.10.01
活動報告
令和7年9月27日、中央キャンパスで「認知症予防教室測定会 報告会」を開催しました。
各分野の先生方から2年間の認知症予防プログラムの結果報告がなされました。
心理・社会福祉学部の原田佳奈江助教はMMSE-Jを使った認知機能検査について、1年目は参加時に比べて有意に向上し、2年目はそれが維持できていること、また健康・スポーツ科学部の渡邊完児教授も運動の総合得点について、同様に有意に維持できていること、さらに音楽学部の一ノ瀬智子教授は肺活量が経年的に向上していることを報告されました。
看護学部の徳重あつ子教授は精神的側面については、教室参加前に比べて参加後は有意に向上し、食物栄養科学部の大滝直人教授は体組成について、体脂肪量の有意な減少の一方で筋肉量の有意な増加がみられ、食事では食事量を維持し、たんぱく質を摂取することができており、カリウム・カルシウム・ビタミンDなどの栄養素は増加を示したと報告がなされました。今後は野菜の増加(カリウムの増加)による調味料の工夫(食塩の摂取)やたんぱく質(肉類)や乳製品(カルシウム)の増加による脂質の【質】には注意が必要と説明がなされました。
参加者の方々からは「とても有意義なプログラムでした。」や「みんなで合奏、大変楽しかったです。」等の声が寄せられました。
次年度も認知症予防教室が継続されることになり、今後も楽しみながらご参加いただき、脳のいい刺激になれば幸いです。