秋季シンポジウム

平成30年度 第28回秋季シンポジウムを開催いたしました

2018.10.31

阪神間モダニズムの観る景色

今年度は年間統一テーマとして「色」を選び、様々な視点から新たな生活美学の可能性を会員とともに探りました。

このシンポジウムでは、生活美学研究所設立以来のテーマ、広く学芸と生活のなかに息づく美学を探ります。

本研究所では、設立以来、阪神間モダニズムについての議論を重ねてきました。

しかし、これまでの議論は明治末から昭和初期という時代に限られていました。そこで本年は、阪神間モダニズムの影響について、

戦後という視点で検討します。特に国際的に知られる「具体美術」とは、高度成長期前後に阪神間でスタートをきった芸術です。そこから現代の生活文化に引き寄せようと試みます。

また、後半のパネルディスカッションではフォーラム会員様方も交え、活発な研究討議を目指します
181201秋季シンポジウム裏面A案

 

 

 

 河﨑晃一(甲南女子大学教授)

1952年芦屋市生まれ。74年甲南大学経済学部卒業。77年長谷川三郎画集編纂。

78年から染色による美術作品を発表。89年から芦屋市立美術博物館学芸課長。

小出楢重、吉原治良、具体美術協会、阪神間モダニズム展などを企画。

2006~12年兵庫県立美術館学芸リーダー、館長補佐。13年から甲南女子大学文学部教授。

93年ベネチア・ビエンナーレをはじめ、15年アメリカ・テキサス州ダラス美術館で開催の

白髪一雄/元永定正展、18年NYのギャラリーで具体1953−59展を企画。

 

河内厚郎(かわうちあつろう)(評論家・文化プロデューサー)

西宮市生まれ。演劇評論家として執筆業に入る。「関西文学」編集長を2期15年つとめる。

阪急文化財団理事。兵庫県立芸術文化センター特別参与。はびきの市民大学・学長。

三田市総合文化センター事業企画アドバイザー。文化庁芸術祭・審査員。芦屋市民センター・公民館・ルナホールの事業受託者(河内厚郎事務所)。著書に『わたしの風姿花伝』『淀川ものがたり』など。

 

三宅(みやけ)正弘(まさひろ)(生活美学研究所員)

1969年芦屋市生まれ。大阪大学大学院博士課程修了。博士(工学)。武庫川女子大学生活環境学部准教授。

フランス人文科学研究所・受入教授などを経て現職。 専門は都市計画・美食空間学。大阪市・区長アドバイザーを務める。

著書に『甲子園ホテル物語―西の帝国ホテルとフランク・ロイド・ライト―』(東方出版)『遊山箱―節句の弁当箱―』(徳島新聞社)、『石の街並みと地域デザイン―地域資源の再発見―』(学芸出版)、『神戸とお好み焼き-まちづくりと比較都市論の視点から-』(神戸新聞総合出版センター) 等多数

 

日時

2018年12月1日(土) 13:30〜17:15

場所

武庫川女子大学 甲子園会館 西ホール

定員

200名

参加費

無料

申込

要申込・先着順

お名前、ご連絡先を研究所までお知らせください。
(専用ハガキ・TEL・FAX・メール)

申込締切

11月26日(月)必着

※終了いたしました

 

次 第

13:00
受付開始

13:30
開 会

総合司会:国吉まゆ(武庫川女子大学 大学院生)

開会挨拶:森田雅子(生活美学研究所長)

13:40

講演1 「阪神間モダニズムと戦後 -具体美術の国際性-」 河﨑晃一氏

14:20
講演2 「グローバル社会における阪神間の位置」 河内厚郎氏

15:00
講演3 「美食空間学から見た阪神間」 三宅正弘氏

15:40
休 憩

15:55
パネルディスカッション

登壇者:        河﨑晃一(前掲)河内厚郎(前掲)

進 行:        三宅正弘(前掲)

17:15
閉 会

 

問い合わせ先

武庫川女子大学生活美学研究所
TEL:0798-67-1291 FAX:0798-67-1503

 

※終了いたしました