小研究会

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2020.7.15

生活美学基礎理論研究会をオンラインで開催いたします。

 日本学術振興会特別研究員の青田麻美氏をお迎えして、ご講演いただきます。

聴講方法はページ下部をご覧ください。

 

 生活美学基礎理論研究会

<観光者の環境美学――観光活動の構造からみる環境の美的鑑賞>

私たちは旅先で、風景を眺めたり、街を歩き回ったり、名産品に舌鼓を打ったり、
あるいは写真を撮影したり、さまざまな仕方で観光を楽しむ。
この観光という活動を、環境美学の観点から論じるのが今回の試みである。
環境美学とは、私たちがいかに感性を用いて環境を美的に鑑賞するのかを明らかにしようとする美学の一分野である。特に今回は、私たちが観光者としてふるまうとき、事前の計画から事後の振り返りまで含めた過程のなかでどのように環境を美的に鑑賞しているのかを考える。
環境美学においては、観光者は環境の表層しか見ていないとして否定的に語られる傾向にあったが、
今回の試みを通じてより複層的にさまざまな感性のはたらきが絡み合う活動として観光を捉え直す。
また、昨今のCOVID-19の影響によって私たちの移動には強制的に、あるいは暗黙のうちに制限がかけられ観光活動が縮小しているが、このことが持つ意味についても環境美学の視点から考えてみたい。

(青田 麻美)

 

 

テーマ

 

「 観光者の環境美学——観光活動の構造からみる環境の美的鑑賞 」

 

講師

 

青田 麻未 (あおた まみ)

日本学術振興会特別研究員(PD/成城大学)、
桜美林大学・明治学院大学・日本女子体育大学 非常勤講師

1989年、神奈川県生まれ。専門は環境美学・日常美学。
東京大学大学院人文社会系研究科博士課程単位取得退学。博士(文学)。
現在、日本学術振興会特別研究員PD(成城大学)。

著書に『環境を批評する 英米系環境美学の展開』(春風社、近日刊行)。
論文に「環境の時間変化と鑑賞――参与を伴う活動によるフレームの構築――」
(『美学』70(2)、2019年)、「動物の美的価値――擬人化と人間中心主義の関係から――」
(『美学芸術学研究』37、2019年)など。

コーディネーター

 

森田雅子 (武庫川女子大学 生活美学研究所研究員)

松山聖央 (同嘱託助手)

 

 

日時

2020年 8月1日(土)  14:00~16:00(受付開始13:30~)*要申込

 

申し込み方法

【オンライン開催・事前予約制】
専用フォーム(リンク:https://forms.gle/6q4iMNfvJ9enqKbt6)からお申し込みください。

 

聴講方法

◆本研究会はオンライン会議システムZoomを用いて開催します。
◆上記リンクより専用の申込フォームにアクセスし、必要事項を入力・送信してください。
折り返し、弊所より参加用URL、パスワード、接続方法等をお知らせします。

 

お問合せ先

武庫川女子大学生活美学研究所

T E L : 0798-67-1291(受付時間:祝日を除く月~金 10:00-16:00)
MAIL : seibiken@mukogawa-u.ac.jp