今年度第1回の定例研究会は、NPO法人子どもと住文化研究センター理事の中村孝之氏、理事長の北浦かほる氏をお迎えして、ご講演いただきます。
< 家族の絆から共生の時代へ >
中村孝之「暮らしの場の変化にみる共生」
人はこれまで社会生活の中で様々な共生の形を作ってきました。そして今、我が国は人口増加から減少へと、誰もが経験したことのない変曲点を越えて、社会構造や人口構造、家族や共生のあり方が変わろうとしています。しかしどんな時代にも人の繋がりは必要です。そこに内在する共生とは何か、住まいの変化からその手がかりを見つけましょう。
北浦かほる「共生を住まいの絵本から見る」
住まいの絵本の魅力は私にとって、欧米のこどもべや研究抜きには語れません。M. Wolfの環境心理の研究と格闘していた頃、絵本空間の中に子どもたちの自律に向けての様々な葛藤が繰り広げられているのに気づきました。多様な人が共生するには違いを認めることが重要です。理解できなくても人はそれぞれで良いと受け入れるとともに、自己主張できることが必須です。住まいの絵本に親しんでもっと身近に共生を学んでみませんか。
テーマ
「 家族の絆から共生の時代へ 」
講師
中村孝之
NPO法人 子どもと住文化研究センター理事、生活空間研究室代表、
京都大学大学院医学研究科研究員、博士(学術)、一級建築士、インテリアプランナー
1979年京都工芸繊維大学卒。積水ハウス(株)住生活研究所長等を経て現職。
滋賀県立大学・京都女子大学非常勤講師、大阪市立大学健康科学イノベーションセンター特別研究員。
専門分野:住宅・インテリアプロデュース、事業支援。
主な著書:『建築再生学』(共著)『新しい住まい学』(共著)『インテリアの百科事典』(共著)等。
2009年都市住宅学会著作賞受賞。日本インテリア学会関西支部長、子どもと住文化研究センター理事。
北浦かほる
NPO法人子どもと住文化研究センター理事長、
大阪市立大学名誉教授
大阪市立大学卒業後倉敷建築研究所を経て、大阪市立大学大学院教授。
帝塚山大学教授歴任。大阪市立大学名誉教授。学術博士。NPO法人子どもと住文化研究センタ-理事長。
専門分野は居住空間デザイン学、環境心理学。
主著書『住まいの絵本にみる子ども部屋』『世界の子ども部屋』『インテリアの発想』『台所空間学事典-女性達が手にしてきた台所とそのゆくえ』
コーディネーター
黒田智子
(武庫川女子大学 生活美学研究所研究員)
日時
2020年11月14日(土) 10:45~12:15(受付開始10:30~)*要予約・オンライン
申し込み方法
【オンライン開催・事前予約制】
以下の専用フォームからお申し込みください。申込締切:11月13日(金)17:00
(リンク:https://zoom.us/meeting/register/tJAtd-2qqT4qE9e8B5gjj9UODzYIgGLEPTlT)
聴講方法
◆本研究会はオンライン会議システムZoomを用いて開催します。
◆上記リンクより専用の申込フォームにアクセスし、必要事項を入力・送信してください。
自動返信メールにて、当日参加用URLのURLが案内されます。
※zoomの設定上、自動返信メールは敬称略となりますことをご了承ください。
お問合せ先
武庫川女子大学生活美学研究所
T E L : 0798-67-1291(受付時間:祝日を除く月~金 10:00-16:00)
MAIL : seibiken@mukogawa-u.ac.jp