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世界へ、社会へ。広がる“学びの場”Totheworldandintothesociety.Extendingʻlearningopportunityʼ.■海外研修アートとしての建築を、自分自身で体感する。Overseasstudytour春休みの2週間を利用して、海外研修を行います。※2023年度はイタリアのローマ、アッシジ、フィレンツェ、ティヴォリ、オスティアなどの歴史都市を巡りました。素晴らしい意匠や多彩な様式の建築をはじめとする芸術と向き合うことができます。世界建築史で学んだことについて理解を深めると同時に、自分の目で見て、風景や都市景観と一体になった建築をその場の空気とともに体感します。芸術の真髄に触れ、それぞれの作品が放つ美しさと存在感から受けた刺激は、その後の建築設計演習に生かされます。翻って、日本建築史やフィールドワークで学んだ日本の伝統的な建築の特徴への理解も深まります。※学部生対象の選択科目。実施時期および訪問先は変更する可能性があります。■国際建築ワークショップICSAinJapanInterCulturalStudiesofArchitectureinJapan毎年6月下旬から約40日間、トルコのバフチェシヒル大学の学部生10人を受け入れ、学部2〜4年生と同じ課題に取り組む国際建築ワークショップ〈InterCulturalStudiesofArchitecture(ICSA)inJapan〉を開催しています。学部2年生の課題では「学生会館」を設計(P19)。学部3年生の課題では「膜屋根を架けた駅舎」を設計(P21)。学部4年生の課題では西宮浜を敷地として「水辺の楽園」をテーマに都市空間をデザイン(P23)。その他、未生流笹岡家元笹岡隆甫先生による「いけばな」など、学部1年生の演習にも参加。フィールドワークでは近江八幡などを見学し、日本の都市や建築に対する理解を深めます。■外国語教育国際社会で活躍できる人材を目指して。ForeignlanguageeducationLecture■講演会第一人者の話を聞き、新しい世界をのぞく。国際的に活躍できる建築家となるため、外国語教育にも力を入れています。学部1・2年「建築英語Ⅰ〜Ⅳ」全8単位)は必修科目です。1学年を2クラスに分け、22人規模の少人数クラスで授業を行います。建築の専門用語も交えて英語を学び、海外研修に備えるとともに、語学力の向上を目指します。さらに英語学習への意欲や語学力の高い学生は、全学共通の特別コース(英語チャレンジコース)に参加可能。学部2〜4年生の3年間でTOEIC800点以上を目指します。また、大学院修士課程1年では「トルコ語」も開講します。トルコでの海外実習に備えて、会話表現などの基礎を学びます。左下の写真はアメリカ人教員による建築英語、右下の写真はトルコ人留学生も参加するトルコ語の授業風景です。建築家、研究者といった各分野の第一人者を招き、建築と文化について講演会を行います。さまざまな専門家から直接話を聞くことで、建築を幅広い視点から理解します。講演会は一般公開することもあり、多くの方に来場いただいています。「シルクロードの文化と建築」に関する様々なテーマの講演会や2023年のトルコ南東部を震源とする地震の被災地調査の報告会、同地震で壊滅状態となった旧市街の町並み復興を考えるセミナーなども行っています。建築学科/建築学専攻/建築学部景観建築学科建築学研究科景観建築学専攻最新の授業風景やイベントなどを紹介しています。武庫川建築学部https://arch.mukogawa-u.ac.jp/アクセス学部