>> P.27
解剖生理学研究室食開発学研究室食品科学研究室【大平耕司教授】大脳皮質成体神経新生の生理的機能の解明、および脳組織の保存についての研究をしています。臨床医学研究室【倭英司教授】栄養食事マネジメントに大きく影響する各個人の摂食行動を阻害する要因、わかっちゃいるけどやめられない」理由、またマネジメントが難しい人の問題点について、心理学的な視野も含め研究しています。【堀木真由美准教授】女子大生から子育て世代の若年女性を対象に、食習慣と健康障害との関連を調べています。また、世界の中でもやせの割合の多いこの年代で、彼らの出生時体重と現在の食習慣や健康状態との関連についても分析しています。生化学研究室【土生敏行教授】血管は栄養などを全身に運搬する役割を果たしており、血管の正常維持は健康維持と深くかかわっています。血管病を通して、血管機能に関して研究しています。【澤田小百合准教授】食後の急激な高血糖を防ぐ有効成分を主に植物から精製し、その構造や作用機作について研究しています。食創造科学科食品機能学研究室【鈴木靖志教授】「健康に生きる」ための食開発研究を行っています。植物由来の食資源を対象にした新素材の開発、血糖値調節機能、タンパク質の糖化と生体機能への影響などを研究しています。【有井康博教授】食や人が抱える様々な問題に対応した、新しい食品、食素材および技術を生み出すことを目的に、美味しく」、「安全に」、健康に」をテーマにマクロからミクロまで様々な研究にチャレンジしています。食品衛生学研究室調理科学研究室【吉田徹教授】食品衛生学(食糧資源保存学)を主な研究領域とし、いま社会で話題となっている食品ロス問題に取り組んでいます。具体的には、食品ロスに関する調査研究や、常温ガラス化保存技術の開発を行なっています。【升井洋至教授】調理や加工操作による食品成分の変化が、食材の嗜好性にいかに影響するかを研究しています。フードジャーによる粥調理、煮物調理、調味料(味醂)の調理特性について、機器分析を中心に研究を行っています。分子栄養学研究室食品安全学研究室【田健太郎教授】最新の凍結技術を応用し、生鮮食品の高品質長期保存法だけでなく、再生医療に必要な細胞や組織を安全に保存する凍結保存技術を開発研究しています。【義澤克彦教授】昔から「医食同源」という言葉があります。食品由来物質を用いて眼の病気、急性臓器障害、乳癌の予防法・新規治療法の開発をしています。研究は、食品企業・医薬品企業・他大学と一緒に共同で実施しています。調理学研究室栄養教育論研究室【本田智巳講師】調理学をフィールドに、人間の食の営みを環境や社会との関わりから捉え、他分野の専門家や企業、自治体と連携しながら研究に取り組んでいます。【北村真理教授】保育現場における食育プログラムとその評価に関する研究を行っています。グローバルフード学研究室応用栄養学研究室【佐藤滋之准教授】グローバルフード学研究室では(1)世界の人道危機と食料問題(2)食生産のグローバル化と国際食糧安全保障(3)食の国際化に伴う社会・経済変化を主なテーマとして、社会科学的手法を用いて研究を行っています。【今村友美准教授】スポーツ選手の栄養管理について研究を行っています。また、高齢者のフレイル予防のために、地域の高齢者に対して特に栄養面からサポートする取り組みも行っています。【戸田登志也教授】大豆の機能性成分を中心に研究を行っています。イソフラボンの腸内細菌による代謝や黒大豆の種皮に含まれるポリフェノール類の研究、丹波黒エダマメの収穫時期による食味と機能性成分の変化について検討しています。食品加工学研究室【髙野義彦准教授】牛乳中の微量機能性成分、特にミルクエクソソームについて、血管機能や軟骨分化機能への影響について調べています。食創造科学科学科長メッセージみなさん、食創造科学科で食品の専門家を目指しませんか!!私たちの学科では食と栄養に関する専門知識を学び、食産業界でマネジメントから新製品の開発・製造・衛生管理、さらには商品企画や販売など幅広い職種での活躍を想定しています。1・2年次の「見学実習」、3年次の「食産業分野のインターンシップ研修」、海外短期留学」、4年間を通じて企業など「食の現場」との連携を意識して学生は学んでいます。取得できる資格は栄養の専門家である「栄養士」、食品衛生の専門家である「食品衛生監視員(任用)・食品衛生監視員任用資格(任用)・HACCP管理者(学会認定)」などです。本誌P18〜25のQRコードから、ぜひ学生が奮闘している姿をご覧ください。食創造科学科学科長義澤克彦教授27