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日本語日本文学科04授業紹介PICKUP現代文学論Ⅰ・Ⅱ現代の私たちの多くが住まう《郊外》という空間を取り上げ、文学において〈場所〉が果たす役割の大きさを学びます。明治時代の『武蔵野』(国木田独歩著)から、現在のライトノベルまで、都市と《郊外》を往還する中で発展してきた文学の流れを、小説や映像作品を用いて見ていきます。また、純文学とサブカルチャーの領域がボーダレスになりつつある文学の現状を、小説とともに、マンガ・アニメ・ドラマなどを用いて考察します。コーパス日本語学Ⅰ・ⅡNEWコーパスとは電子化された言語資料です。定量的な日本語研究は、語彙、文法、文体、表記、談話など多様な観点があり、基本的なソフトとして形態素解析(意味を持つ最小単位に細分し品詞など判別)や表計算を使います。この科目では、コーパスを検索して、分析に必要なソフトを使いこなし、日本語を定量的に研究する手法を学びます。文章表現演習Ⅰ・Ⅱ文学・メディアとAINEW日文学生の最大の強みの一つは「文章力」です。この授業では、半期につき5回、800字の小論文を書き、添削を受けることで、一人ひとりの「文章力」を高めていきます。その狙いはズバリ、厳しい就職活動を勝ち抜くことです。エントリーシートや自己PR、小論文試験で自分を最大限にアピールするために、ハイレベルな表現力を身に付けます。私たちの生活を便利にする道具は、ITからAIへと進化し、社会に浸透しつつあります。いまやAIは創造的な芸術・文化・娯楽にまで強い影響を及ぼし始めています。この授業では、AIが作り出した文学、画像、映像、音楽などの領域を概観し、それらの可能性と問題、そしてAIを活用した制作の方法について学びます。初めて作品を作る、ということもあり、最初は恥ずかしい気持ちもありましたが、1つの物語を完成させるという経験ができて、今はとてもうれしく思います。自分にしか書けない物語に出会えたこと、同じように取り組む仲間との交流を通して、より文学への興味も湧いてきました。寝食をともにして創作活動を行い、意見し合う場は非常に新鮮で楽しく、意欲的に取り組めたと感じています。学年に関係なく、みんなで1つの目標に向かうことができて良かったです。後輩たちにもぜひ参加してほしいプログラムです。参加者の声日本語日本文学科では、本学の研修施設である丹嶺学苑に作家を招いてお話を聴き、学生自らが「ライター」となって創作執筆する、「MWUライターズ・イン・レジデンス」というプログラムを新設しました。第1回となる2023年は、首里の馬』で第163回芥川龍之介賞を受賞した高山羽根子さんをお招きし、創作の姿勢や執筆のヒントについてお話いただきました。講義後の作品執筆では、学生たちが自由に集中できる場所に移動して、執筆。初めて小説を書いた人も多数いました。お互いの作品を読んで意見を述べ合い、他の人がどう感じたのか、耳を傾ける時間もありました。2日間、みんなが集中して創作に向き合いながら、仲間と親睦を深めることもでき、非常に貴重な時間になりました。MWUライターズ・イン・レジデンス