健康・スポーツ科学部 お知らせ
特集インタビュー:秘書検定 健康スポーツ科学部の2名の学生が優秀な成績をおさめ個人賞を受賞しました。
――部活動と学業の両立、そして未来への一歩
秘書検定は、社会人としてのマナーや常識、ビジネス文書の作成や電話応対など、あらゆる職業に共通する基礎的なスキルを身につけることができる資格です。令和6年度の秘書技能検定試験において、武庫川女子大学は高い合格率を評価され、団体で文部科学大臣賞を受賞しました。さらに、特に優秀な成績を収めた受験者に贈られる個人賞に、本学から2名が選出されました。
受賞したのは、健康・スポーツ科学科4年でソフトボール部に所属する伊達朝香さん(日本秘書クラブ 奨励賞)と、スポーツマネジメント学科3年でソフトテニス部に所属する広川さくらさん(実務技能検定協会 優秀賞)といずれも健康・スポーツ科学部所属の学生が受賞するという快挙です。2名とも日々の部活動と学業を両立しながら資格取得に取り組み、見事な成績での合格を果たしました。
本記事では、それぞれがどのように挑戦し、学び、キャリアと向き合ってきたのか。ご紹介します。
自信と行動力が未来を切り拓く
健康・スポーツ科学科4年 伊達 朝香さん(ソフトボール部)
――秘書検定に挑戦したきっかけは?
「先にサービス接遇検定を授業で受講して、学ぶ内容がとても面白かったんです。言葉遣いやマナー、文書の書き方など、これまで何となくでやっていたことを“正しく学ぶ”ことができたのが新鮮で、そこから『もう一段階レベルアップしたい』という思いで秘書検定に挑戦しました。」
部活動と両立しながらの勉強は簡単ではありません。講座が五限(夕方)に設定されている日には、練習を休んで出席する必要があり、部活との両立に悩むこともありました。しかし、「自分の将来のため」という思いを強く持ち、地道に学び続けました。
「同期と2人で受けたんですが、お互いに励まし合って。授業の課題以上に過去問を解き、間違えた問題を徹底的に復習しました。部活で忙しい日も、空いている時間を使って少しずつ勉強を続けたんです。」
――勉強してみて一番印象に残ったことは?
「敬語の使い方とビジネス文書ですね。正しい言葉遣いを学べたことは、バイトや面接の場面でとても役に立ちました。“なんとかになります”はNG、“こちらでございます”が正しい、など細かい違いを知ることができたのが大きかったです。」
――資格取得後、将来への思いに変化は?
「昔漠然と持っていたマスコミに関わるという目標が、三年生のインターンをきっかけに再燃しました。今は地方局の採用試験に挑戦中で、最終選考まで進んでいます。秘書検定を通して学んだ“印象づくり”や“正しい伝え方”は、伝えることが大事な職種にとって不可欠な力だと感じています。」
――最後に、今後の目標を教えてください。
「“信頼される大人”になることが目標です。人前に立つ仕事であればなおさら、丁寧な所作や言葉遣いは信頼につながります。部活だけでは得られない“社会人としての強み”を、資格取得を通じて身につけられたことに感謝しています。」
英語とマナーで広がる進路の選択肢
スポーツマネジメント学科3年 広川 さくらさん(ソフトテニス部)
――秘書検定を受験した理由は?
「TOEICのスコアアップに取り組んでいた頃、大学の資格サポートセンターの方に『社会人基礎力を高めるための資格も取ってみたら?』と勧められて受験を決めました。秘書検定はどんな業種にも役立つ内容が多く、汎用性が高いという点も魅力でした。」
広川さんの学びは、TOEICとの並行学習というハードなスケジュールの中で進められました。ソフトテニス部の練習や長時間の通学時間もある中、勉強時間を「通学の電車の中」や「空きコマ」に絞って工夫を重ねました。
「使った教材は1冊だけ。あれこれ手を出すより、与えられた教材を繰り返し解くことで力をつけました。過去問を5回は解いたと思います。時間がないからこそ、効率よく、集中して勉強する姿勢が身につきました。」
――どの学びが特に印象に残っていますか?
「やはり“敬語”と“手紙の書き方”です。アルバイトでも無意識に使っていた表現が、実は間違っていたことに気づいて、正しい言葉を学ぶことの大切さを実感しました。」
――これからの進路はどのように考えていますか?
「明確に職種は決まっていませんが、英語を使って人と関わる仕事に就きたいと考えています。観光地でのアルバイトで、外国の方と話す楽しさに気づいたことがきっかけです。秘書検定の勉強で身につけた接遇のマナーや言葉遣いは、きっとどの業界でも生きてくると思います。」
――受験を迷っている後輩たちにひと言お願いします。
「どんな資格でも、受けて損はありません。就職活動だけでなく、自分の成長に直結する学びが得られるので、ぜひ挑戦してみてください。」
学びを形に、未来を描く力に
今回のインタビューで共通していたのは、「行動力」と「自分のために学ぶ姿勢」。部活動で培った継続力や集中力を、資格取得という新たな挑戦に結びつけ、未来に向かって一歩ずつ踏み出している二人の姿は、同じ道を歩む学生たちに大きな刺激と勇気を与えてくれます。
秘書検定は、単なる“就活対策”の枠を超え、「信頼される大人」として社会で活躍するための基礎を築く資格です。敬語や文書作成、接遇マナーといった内容は、あらゆる職種において必要とされる実践的スキルでもあります。
本学健康・スポーツ科学部では、専門的な運動・健康・スポーツ科学の学びに加え、社会で求められる人間力や実践的スキルの涵養にも力を入れています。競技力向上だけでなく、教職・公務員・一般企業への進路にも柔軟に対応できるよう、キャリア支援や資格取得のサポート体制も充実しています。
今回、個人賞を受賞した二人の学生は、そのような学びの環境を存分に活かし、自らの目標に向かって努力を重ねてきました。スポーツに真剣に向き合いながらも、学びを止めることなく、未来を切り拓こうとする姿勢は、まさに健康・スポーツ科学部の教育理念を体現するものです。


