健康・スポーツ科学部 お知らせ
【健康・スポーツ科学研究科】ミラノ・コルティナ五輪モーグル代表の藤木日菜さんが修士論文発表会に登壇―「文武両道」を体現し、いざ世界の舞台へ
2026年1月28日、本学大学院 健康・スポーツ科学研究科の修士論文発表会(最終審査会)が開催されました。今回は、ミラノ・コルティナ五輪のフリースタイルスキー・モーグル日本代表に内定している藤木日菜さん(修士課程2年)が登壇。開幕を目前に控えた緊迫感の中、2年間の研究成果を堂々と発表しました。
遠征の傍ら継続した研究の集大成
藤木さんは、2月6日に開幕するミラノ・コルティナ五輪に向けた最終調整の真っ只中にあります。W杯での世界転戦という過酷なスケジュールを縫い、五輪出発まであと1週間という極めて重要な時期での発表となりましたが、自身の競技経験を背景とした専門性の高い知見を提示。研究科一同が感銘を受ける、質の高い発表となりました。
発表内容の概要
藤木さんの研究は、トップアスリートならではの視点と科学的な分析を融合させた、独自性の高いものです。
- 論文題目 「プレッシャー下での模倣に対する自己愛の影響ーモーグル選手を対象とした実験ー」
- 研究の成果 国内トップレベルのモーグル選手を対象に調査を行い、競技レベルが高い選手ほど「自己愛」が強く、プレッシャーがかかる場面においても他者の動きに影響される「自動模倣」が起こりにくい傾向があることを明らかにしました。これにより、極限の状態でも周囲に惑わされず、自身の滑走に専心できる心理的メカニズムを考察しました。
指導教官:田中美吏教授(スポーツ心理学)のコメント
「モーグルに取り組む中での問題意識を修士課程で研究化し、その内容を競技力の向上に繋げて、実践と研究を融合させた稀有な取り組みができました。オリンピックという舞台への注目度の高さには驚くばかりですが、研究室としてはいつもと変わらず、彼女を応援しています」
教職員・学生一同、世界の舞台での活躍を応援しています
ワールドカップ転戦というハードな日々の中で地道に研究を継続し、五輪出場と修士論文完成という高い壁を両立させたその姿勢は、まさに「文武両道」の体現です。
発表終了後には、研究科の教職員から温かい激励の拍手が送られました。
藤木さんが出場するフリースタイルスキー・モーグル競技は、2月10日(火)・11日(水)に行われる予定です。
日本代表として、そして武庫川女子大学の学生として、世界の頂点へ挑む藤木さん。ミラノの地で最高のパフォーマンスが発揮できるよう、大学全体で心からのエールを送ります。


