2019年度 バイオサイエンス研究所 公開セミナー/「生体材料の乾燥保護剤として働くLEAペプチドの作用メカニズムに関する物理化学的研究」
2019/10/09武庫川女子大学 バイオサイエンス研究所
開催日:2019/11/30
事前申し込み:不要
対象者:在学生卒業生一般
内容 | 乾燥耐性を有する動植物が乾燥時に多量に発現するLEA(Late Embryogenesis Abundant)タンパク質(特にグループ3に属するLEA)の作用メカニズムを解明するため、その機能部位と考えられる11-merモチーフの繰返し部分をモデル化・化学合成し、その性質を物理化学実験と計算機シミュレーションにより調べてきた。その結果、11-merモチーフを2回繰返した短いペプチドが、天然のLEAと同様に、乾燥や熱ストレスによって起こる1)タンパク質の不可逆的凝集及び高次構造崩壊、2)酵素の不活性化、3)リポソームの凝集・融合、を抑制する能力(すなわちシャペロン様機能)をもつことが判明した。 |
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開催日時 | 2019(令和元)年11月30日(土)13:00~14:30 |
会場 | 武庫川女子大学 中央図書館 2階 グローバル・スタジオ |
講師 | 東京工業大学 バイオ研究基盤支援総合センター 櫻井 実先生 |
参加費用 | 無料 |
問い合わせ先 | 武庫川女子大学 薬学部事務室 TEL: 0798-45-9931 |