2021年度バイオサイエンス研究所公開セミナー「血管新生による組織恒常性の制御機構」【オンライン開催へ変更となりました】

12月3日に掲載しておりました内容につきましてオンライン開催に変更になりましたので、以下の手順に従ってお申し込みください。

1月22日（土）に予定していました2021年度バイオサイエンス研究所公開セミナーは、対面開催での準備を進めてまいりましたが、昨今の新型コロナウイルス（オミクロン株）の感染状況を鑑み、Zoomを用いたオンライン開催に変更することにいたしました。
直前での開催形式の変更となり、参加を予定されていた皆様には多大なご不便・ご迷惑をおかけしますことを心よりお詫び申し上げます。オンライン開催におきましても、有意義な公開セミナーになるように努めてまいりますので、何卒ご理解・ご協力を賜りますようお願い申し上げます。

【申し込み方法】
参加をご希望される方は、件名に「公開セミナー参加申込」、本文に所属、氏名をご記入の上、本田（ib10@mwu.jp）宛てにメールをお送りください。
事前にお申込みいただいた方には、Zoom情報をお送りさせていただきます。

お忙しい時期とは存じますが、是非ご参加いただきますようお願いいたします。

【お問合せ先】
本田（内線：72-449、外線：0798-45-9941）

【12月3日掲載内容】

令和3年度 バイオサイエンス研究所 公開セミナーを次の要領で開催します。今年度は、神戸学院大学大学院薬学研究科の水谷健一 特命教授を講師としてお迎えし、「血管新生による組織恒常性の制御機構」と題してお話しいただきます。

　現在のところ対面開催を予定していますが、今後の新型コロナウイルス感染状況によってはハイブリッドあるいはWEB開催に変更する場合があります。バイオサイエンス研究所ホームページでご確認ください。URL はこちら

私たちの体の中に張り巡らされている管状の組織である血管は、外部から酸素と栄養を取り込んだ体液を組織全体へと供給する一方で、細胞活動で生じた二酸化炭素や代謝老廃物を外部へ排出することから、生命活動を維持するために必須の役割を果たす。加えて、血管由来の微小環境が組織幹細胞の増殖や分化など、未解明の現象にも関与することが近年明らかになりつつある。こうした血管環境は組織毎に異なり、血管は新生と再構築を繰り返し、各々の組織に必須とされる効率的な固有のネットワークを作り上げており、この破綻は組織老化や病態と密接に関与する。本講演では、脳や皮膚組織をモデルとして、血管の多様な形態・機能から、生命現象の複雑さ・精巧さについて議論したい。