臨床教育学専攻小講演が開催されました。
2013/12/27
12月21日(土)10時から、神戸女子大学非常勤講師の藤田裕一先生をお招きし、「当事者の声をどのように福祉研究に結びつけるか-当事者が当事者を研究することの意味-」と題して小講演が開催されました。藤田先生はご自身が二分脊椎症を持つ身体障害者当事者として研究と実践に従事してこられ、当事者が当事者を研究することの利点だけでなく、独りよがりの研究になる可能性の危惧についても、ご自分の経験をもとにオープンにお話し下さいました。また藤田先生のこれまでの研究の成果も、当事者の声を研究に結びつける例として紹介されました。
参加した臨床教育学研究科の大学院生は、心理、福祉、教育など様々な分野の第一線で活躍する対人援助職でもあり、各々の立場から熱心に質疑応答に参加していました。臨床教育学研究科の小講演はアットホームな雰囲気で発表者との距離が近く、毎年参加者から好評を博しています。