フランク・ロイド・ライトが取り持つ縁。アメリカ合衆国アイオワ州メーソンシティからの一行が、武庫川女子大学甲子園会館(旧甲子園ホテル)を見学しました。
2018/09/05
アメリカ合衆国中西部アイオワ州の北部にあるメーソンシティ(Mason City)から9月1日、商工会議所関係者11人が武庫川女子大学甲子園会館(旧甲子園ホテル)の見学に訪れました。
メーソンシティの中心部には、フランク・ロイド・ライトが設計し、1910年に完成したヒストリックパークインホテル(Historic Park Inn Hotel)があります。ライトが設計した世界でも数少ないホテルの一つで、現存する貴重な建物です。2011年には大規模な修復が行われ、宿泊施設としての利用だけではなく、名建築である同ホテルを見学するガイドツアーも行われています。
フランク・ロイド・ライトはアメリカ人の建築家で、近代建築の三大巨匠の一人。
ライトの愛弟子・遠藤新の設計である甲子園会館(旧甲子園ホテル)は、日本に残るライト式建築の代表といわれています。
こうしたライトとのつながりから、メーソンシティ商工会議所によるライトゆかりの建築物等を訪ねる11日間の日本の旅の見学先に、甲子園会館が選ばれました。
メーソンシティ商工会議所の一行は、「Welcome to Koushien Hall」のDVDを観覧後、甲子園会館職員の案内で、90分間熱心に見学を行いました。
このDVDは、昨今急速に増加している欧米からの見学者に対応して、従来の「ようこそ甲子園会館へ」という日本語版DVDを英語版に改めるとともに、映像の一部を編集し直したものです。英語のナレーションは、建築学科2年の岸音葉さんが担当。英語版DVDは、この日が最初のお披露目となりましたが、見学者から「よく理解できた」という賞賛の声をいただきました。