教育学科パンフレット2026|武庫川女子大学

多様化、グローバル化、ICT化が進展する中で、教育者に求められるもの。それは、子どもに関わるあらゆる人と連携し、様々な背景やニーズを持つ子どもたちと“共に生きる”ことです。教育学科では、「共生」を理念に掲げ、時代や社会の要請に応える3つのコースを設定。さらにキャリアプランに応じたフィールドワーク、アメリカ分校への留学など多くの貴重な体験を通じて、高い意欲と創造性、実践的指導力を身に付けます。


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Q.留学での一番の思い出を教えてくださいA.教育学科独自のプログラムであるボストン、ニューヨーク、ワシントンD.C.を回る1週間の東海岸研修旅行です。事前にアメリカの歴史についてたくさん勉強して知識を得てから行ったことにより、さらに理解が深まりました。移動のバスの中でもガイドの説明をメモしていました。すべて英語なので、分からないところもありましたが、集中して聞き取り、なんとか理解しながら聞いていました。おかげで、リスニング力も向上したのではないかと思います。以前は世界の歴史についてそれほど興味があるわけではなかったのですが、事前にいろいろ学んでから訪問したことによって、現地を実際に訪れることの意義に気づくことができました。Q.MUSCの授業、また、MUSC全体について教えてくださいA.少人数クラスで、授業はもちろんすべて英語で行われるので、英語を話す機会も多いです。自分の英語力について不安もありましたが、先生もそれを考慮しながら話してくれますし、質問もしやすい雰囲気でした。どの授業も工夫されており、楽しく学ぶことができたと思います。ずっと座りっぱなしではなく、立ち歩いたり、意見交換し合ったりするなど、主体的な活動が多く、積極的に取り組むことができました。キャンパスを飛び出して行う授業や活動も多いです。アメリカの小学校での5日間の観察実習では、日本との教育の違いを実際に感じることができました。最終日には、30〜40分ほどの授業を行い、児童も興味津々で学んでくれました。他にも、紙芝居を自分たちで作って、近隣の小学校で読み聞かせをする活動や、日本の小学校とアメリカの小学校の交流の懸け橋になる活動をするなど、貴重な経験ができました。MUSCの先生やスタッフは本当にみんな優しく、何かあったら相談したり、授業前に雑談したり、お昼ご飯のときにオフィスアワーと言って先生と学生何人かでご飯を食べていろいろな話をする時間などもあり、英語を積極的に話す機会が多々ありました。安心して生活することができるように、先生もスタッフもたくさん手助けしてくれました。Q.現地での生活について教えてくださいA.留学中は、同じ学部の友達と共同生活をするので、4か月間寂しい思いをせずに過ごせました。また、R.A.(レジデント・アシスタント)という私たちの生活をサポートしてくれる同世代の現地スタッフもいるので、とても絆が深まりました。ホームステイの機会もあり、ホストファミリーとの仲も深まります。ThanksgivingDinnerに招待され、一緒に料理をしたり、伝統的なターキーの丸焼きを見ることもできました。ホストファミリーが日本に来た時には再会し、今も交流が続いています。Q.留学前と後で変わったことはありますか?A.留学前は、英語力に対する不安もあり、外国人と話すことにも消極的でしたが、留学によって恐怖心が少なくなり、自然に英語が使えるようになりました。アルバイト先でも外国人に自分から話しかけることも多いです。また、やりたいと思ったことはできる限り挑戦しようとする積極的態度も身に付いたと思います。Q.留学経験者として、武庫女を志望している高校生に伝えたいことはありますか?A.MUSCは武庫女の大きな魅力のひとつだと感じます。留学に行くことで、日本ではできない体験ができ、とても良い経験になると思います。留学を通して学ぶこともたくさんあるので、ぜひ武庫女に入り、留学プログラムに参加してほしいです。9藤原沙耶さん兵庫県立西脇高等学校出身育学科3年右教るために左教育学科3年岡本菜月さん兵庫県立伊丹高等学校出身


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