教育学科パンフレット2026|武庫川女子大学

多様化、グローバル化、ICT化が進展する中で、教育者に求められるもの。それは、子どもに関わるあらゆる人と連携し、様々な背景やニーズを持つ子どもたちと“共に生きる”ことです。教育学科では、「共生」を理念に掲げ、時代や社会の要請に応える3つのコースを設定。さらにキャリアプランに応じたフィールドワーク、アメリカ分校への留学など多くの貴重な体験を通じて、高い意欲と創造性、実践的指導力を身に付けます。


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卒業生社会福祉法人大阪誠昭会ねやがわ成美の森こども園勤務河野ちかさん2020年3月卒業Q.お仕事の内容ややりがい、楽しいこと、苦労等をお聞かせくださいA.認定こども園にて勤めています。4年間、クラス担任として現場最前線で子どもたちから多くのことを学んだのち、現在はクラス担任を離れて、全体を統括する保育トップリーダーというポジションで教育・保育現場の運営に深く関わっています。具体的には、教育内容の調整や指導、新人育成、マネジメントはもちろん、園と地域をつなぐハブの役割を担うコミュニティーオーガナイザー(CO)としても仕事をしています。法人を代表して食育実践の発表を約900名の前で行った経験もあります。毎日の教育・保育に加えて、事前準備を行うことは大変でしたが、職場の仲間と一緒に準備を進め、発表は大成功に終わりました。終了後に「とても良い発表でした」とわざわざ言いに来てくださる方もいらっしゃり、達成感でいっぱいになりました。現在、勤続5年目ですが毎日が楽しくやりがいにあふれた日々を過ごしています。教員の仕事は、すぐに目に見える結果が出るものではありません。しかし、最長で0〜5歳までの6年間子どもたちと関わることができるので、数々の成長に立ち会えると同時に、保護者の方とも喜びを共有できるというとても素晴らしい仕事だと思います。簡単なことばかりではありませんが、その分やりがいも大きいです。ついこの前も、卒園して3年経った園児が会いに来てくれて、手紙に「先生みたいな先生になりたい」と書いてくれていて、私のその子との関わり方や、一緒に過ごしてきた時間は間違っていなかったととてもうれしくなり、やりがいを感じました。Q.学生時代の思い出について教えてくださいA.夢に向かって頑張る友人、そして抜群のサポート体制で応援してくださる先生方に支えられた学生生活でした。日頃はたわいない話をして楽しく過ごしていますが、頑張るときには互いに切磋琢磨し合える関係でした。Q.保育士・幼稚園教諭を目指すにあたって、学生時代にやっておいてほしいことについて教えてくださいA.とにかく、たくさんの人と話をする・聞くことを楽しんでください。そうして、いろんな人と関わることで培われたコミュニケーション能力はきっとどの職場に行っても役に立つと思います。私も、「関わりは自分から」を合言葉に自らコミュニケーションをとることを心がけていました。Q.在学生や高校生、武庫女の教員に伝えたいことはありますか?A.武庫女で過ごし、学んだ時間は、確実に社会人になってからも多く活かされる5年間でした。いつも真面目に真剣に頑張る学生を万全のサポート体制で支えてくださった先生方がいらっしゃったからだと、卒業してから感じることが増えました。そして、卒業後も武庫女とご縁があり、一緒に仕事ができることは大きな喜びでもあります。このような形で同じ夢を目指す学生の皆さんや生徒さんの参考になれることを大変うれしく思います。13


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