景観建築学科パンフレット2025|武庫川女子大学

これからの社会で求められるのは、環境共生型の持続可能な都市づくり。水辺や集落などの文化的景観と街路樹や公園緑地を含む都市景観、屋上や壁面の緑化技術など、人と自然の共生がさらに重視されます。その中で本学科は、建築学とランドスケープ学が融合した、日本初のカリキュラムを展開。学部と大学院を合わせた6年一貫教育により、自然と共生する社会に貢献できる建築・景観設計者を育てます。


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自然●植物●生態系●ランドスケープデザイン像情報技術映地理情報システム(GIS)●バーチャルリアリティ(VR)●動画●建築●建築・都市デザイン●●環境・設備構造人と自然と建築が尊びあう次代を築く、建築・景観設計技術者を養成します。Concept古来、私たちは自然の美しさと恵みを享受するとともに畏敬の念を抱きながら、豊かなくらしを育んできました。ところが、水や大気、生態系に影響がおよんでいる現在、持続可能な社会を創生するために、人と自然との関係を問い直し、先人の知恵にも学びながら新たな哲学を築く必要があります。人、建築、景観、そして自然のつながりを深く考え、倫理観に根ざした自然共生を実現できるプロフェッショナルを育てるのが、景観建築学科です。「自然」「建築」「映像情報技術」を融合させた、演習中心の新しい教育を実践。自然共生の生きた教科書であるキャンパスと、卒業まで専用の創作スペースが確保されたスタジオで、建築・景観設計技術者を志す高度な能力と豊かな感性を培います。受一級建築士(登録には学部卒業後実務経験2年以上必要。ただし本学大学院建築学研究科修士課程の修了は実務経験2年とみなされます)二級建築士木造建築士RLA(登録ランドスケープアーキテクト)受受受(学部卒業後実務経験3年以上必要。ただし本学大学院建築学研究科景観建築学専攻修士課程の修了は実務経験2年とみなされます)RLA補(登録ランドスケープアーキテクト補)(本学景観建築学科は特別認定学科であるため卒業後に登録申請の手続きをすることで資格が得られます)建築設備士(学部卒業後実務経験2年以上必要。大学院における建築設備の研究は、それに従事した期間相応の実務経験とみなされます)1級建築施工管理技士(学部卒業後実務経験3年以上必要)2級建築施工管理技士(学部卒業後実務経験1年以上必要)建築基準適合判定資格者(一級建築士取得後、建築行政または指定確認検査機関で実務経験が2年以上必要)□受:受験資格□登:免許登録資格登登インテリアプランナー技術士(学部卒業後実務経験4年以上必要)技術士補測量士補(予定)測量士(学部卒業後実務経験1年以上必要)(予定)JABEE認定プログラム修了【エンジニアリング系学士課程建築学・建築工学及び関連のエンジニアリング分野】登受受受受受受登RLA(登録ランドスケープアーキテクト)とは、美しい都市・地域づくりを担うランドスケープ・アーキテクチャー業務を担います。RLA資格認定試験に合格することで得られる資格です。景観建築学科は、(一社)ランドスケープコンサルタンツ協会が認定する「特別認定学科」のため、本学科を卒業すると「RLA補(登録ランドスケープアーキテクト補)」の登録資格を取得できます。また、RLA試験の学歴要件を満たすと同時に、RLA補の資格保持者はRLA試験の一次試験が免除されます。■育成しようとする自立した設計技術者像『真』を求める「理性」を磨き、『善』を行う「人格」を練磨し、『美』を享受する「感性」を養うとともに、これらを応用して社会に貢献できる、建築に関する自立した設計技術者の育成を目指す。■学習・教育到達目標(A)高い「理性」により、強」や「用」を含む「真」の視点から建築・景観的事象を理解するための広範な「知識」を修得し、さらに修得した「知識」を応用して問題を解決する基礎的能力を培う。(A-1)語学や諸学の基礎学力の修得、及び自らの主張を社会に提案し、合意を形成できる基礎的能力を培う。構造や諸災害などに対する安全性を「強」として理解し、その基礎的技術を積極的に吸収し、演習によって空間的に構成する基礎的能力を培う。機能性や環境負荷などに関する快適性を「用」として理解し、その基礎的技術を積極的に吸収し、演習によって最適な空間を構成する基礎的能力を培う。(A-2)(A-3)(A-4)コスト、スケジュールなど様々な制約条件を理解し、これらのもとで、適切な設計・施工計画を進められる基礎的能力を培う。(B)感性」豊かな個性を、関連する「知識」や実践的「創作」活動により磨き、地域の「美」的、歴史」的、「文化」的価値を理解し、自然との共生の視点から地域の伝統的文化や景観を創生できる基礎的能力を培う。(B-1)(B-2)基礎的造形能力を培う。歴史、文化、国際社会、地球環境を理解する基礎的知識を修得し価値観を培う。(C)地球環境・国家・地域社会において、真に人間的な住環境を創生するために、社会的義務と責任を重んじ、自然との共生の視点を持って自律的に行動する「人格」を理解する。社会の仕組みや現代社会の問題点を理解する能力と継続的に学習できる能力を培い、自律的活動ができる職能人としての素養を理解する。(D)真」善」「美」の修得と同時に、価値基準が異なる「真」善」美」を互いに総合する能力を養い、安全で、使いやすく、美しい、真に人間的な住環境を創生する基礎的能力を培う。(D-1)「真」善」美」で極めた精神世界を統合し、住環境という実在するモノの世界に具体的に実現する基礎的能力を培う。様々な専門家、技術者との共同の重要性を理解する。(D-2)学習・教育到達目標(学士課程)取得可能な免許・資格武庫川女子大学の魅力をより知っていただくため、この冊子とともに武庫川女子大学の総合案内「キャンパスガイド2025」も併せてお読みください。7


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