景観建築学科パンフレット2025|武庫川女子大学

これからの社会で求められるのは、環境共生型の持続可能な都市づくり。水辺や集落などの文化的景観と街路樹や公園緑地を含む都市景観、屋上や壁面の緑化技術など、人と自然の共生がさらに重視されます。その中で本学科は、建築学とランドスケープ学が融合した、日本初のカリキュラムを展開。学部と大学院を合わせた6年一貫教育により、自然と共生する社会に貢献できる建築・景観設計者を育てます。


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植物実習種子から花を育て花壇をデザイン、生き物である植物と向き合う。建物のまわりや街並みの植栽を計画するには、植物に対する理解と管理についての知識が必要です。学部1年生から3年生、また大学院修士課程でも実際の植物に触れ、育てることで、景観設計に役立てます。花の栽培と花壇の作成景観建築植物実習Ⅰ・Ⅱ景観建築学科1年生:種子を播くところから始めて花を育て、育った苗を用いた花壇をデザインして園芸実習場に植え付けます。開花後の手入れも含め、植物栽培の基礎を一貫して体験します。種子から育てた花苗の植え付け樹木の観察・調査景観建築特別実習Ⅰ景観建築学科1年生:キャンパス内で植栽樹木を調査したり、丹嶺学苑研修センターへ出かけて里山の樹木を観察したりする実習です。多種多様な樹種について学び、植栽計画に生かせるようにします。採取した樹木の同定コンテナガーデンの制作建築都市緑化実習Ⅰ・Ⅱ景観建築学科2年生:都市部の緑化にはコンテナ(容器)を用いた手法が有効です。花の性質や形、色彩を考慮しながらコンテナガーデンをデザイン・制作し、キャンパス内に設置します。制作した花壇の観察とスケッチ上甲子園キャンパス内の樹木調査植物採集植生調査景観建築特別実習Ⅱ景観建築学科2年生:専門技術者の指導のもと、武庫川の河原や丹嶺学苑研修センターで本格的な植生調査をします。環境に応じた植物の生態について理解を深めます。専門技術者を招き、コンテナガーデンの制作丹嶺学苑研修センターの里山での樹木調査キャンパスを彩る春のコンテナガーデンさく葉標本の作製個人での栽培やインドアガーデン建築都市緑化実習Ⅲ・Ⅳ景観建築学科3年生:園芸実習場の一人1区画を任され、これまで学んだ知識と技術を活かして花や野菜を育てます。また、インドアガーデンを設計・制作し、室内緑化の手法を学びます。インドアガーデンをデザイン、制作し、建物内を装飾栽培試験庭園管理建築都市緑化特論景観緑化工学特論大学院修士1・2年生:学部で学んだ知識や体験をもとに、園芸実習場で栽培試験を行ったり、キャンパス内に小庭園を作成したりします。計画から実践までグループワーク中心で、協働する力も培います。大学院小庭園のデザイン19一人1区画を管理し、花や野菜を育てる国道2号線沿いの花壇


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