音楽学部パンフレット2026|武庫川女子大学

演奏学科は定員30人という少人数体制。個人レッスン、ソルフェージュ、和声法、作・編曲法など、徹底した指導で音楽の基礎力と応用力の向上を図るほか、学内でのコンサートをはじめ、ソリストとしてオーケストラと協演するなど、演奏会への出演チャンスにも恵まれています。応用音楽学科では、音楽を社会に生かす専門家を養成。ピアノと声楽の個人レッスンや実用的な楽器の授業を通じ、現場で必要な演奏技能や音楽の知識を修得します。「音楽療法専修」では医療・心理・福祉などを広く学習し、「音楽活用専修」では音楽教員や文化施設の企画運営などに必要な専門性を高めていきます。


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音楽療法専修音楽療法では、音楽の持つ多様で豊かな要素を活用して、様々な疾病や障がいを抱える人々への対人援助を行います。そのためには、臨床現場で相手のニーズに合わせて音楽を柔軟に使いこなす応用力や、医療、心理、福祉など関連領域についての幅広い知識が必要です。音楽療法専修では、音楽が人間の心や身体に及ぼす様々な影響について学び、音楽を通して人を支える専門家を育成します。音楽療法士になるために必要な日本音楽療法学会認定音楽療法士の試験では、毎年高い合格実績を挙げています。P.12参照)音楽活用専修音楽活用専修では、社会の中で音楽の持つ力を積極的に活用していくことを学び、アートマネジメントや音楽教育、音楽心理学などの専門領域を深く追究。実践的なノウハウに加えて、学術的に芸術と社会の関わりを考えながら、学内外のコンサートの企画・運営を行うほか、音楽教育や音楽の演奏・聴取に必要な知覚認知、そのほか心の働きや行動について研究することができます。コンサートホールなどの企画運営部門担当者のような音楽を活用するプロフェッショナルや音楽の指導者など、音楽を通して広く社会に働き掛けていく専門家の育成を目指します。StudentsVoice在学生からのメッセージ応用音楽学科音楽療法専修4年大阪府立交野高等学校森内楓さん応用音楽学科音楽活用専修4年兵庫県立須磨友が丘高等学校田端茉緒さん1年生から音楽療法の基礎を学び、3年生からは、より専門的な学習を進め、実際にセラピストとして音楽療法を行います。授業と実習を段階的につなげながら、音楽療法と向き合うことができるカリキュラムです。実習先には病院や高齢者施設、障がい者施設、子どものための施設などがあり、そこで実践的な経験を積んでいます。実習では、言葉で感情を伝えることが難しい対象の方が音楽を使って自己表現を始めた瞬間に出合ったり、「音楽療法の時間を楽しみにしている」といった声を直接いただいたりするなど、現場でしか得られない経験をしました。音楽が人に与える作用を実感し、音楽療法士という職業に魅力を改めて感じました。私の将来の目標は、対象の方に寄り添いながら、目標に向かって一緒に歩んでいける音楽療法士になることです。そのために、今後もたくさんの経験を積みながら、音楽療法を学び続けていきたいです。応用音楽学科では演奏技術の向上はもちろん、音楽史、音楽理論、音楽療法、音楽教育、文化振興など多岐にわたる分野を学ぶことができます。その中でも私は音楽活用専修のゼミに所属し、教育や文化面に興味を持ち、学びを深めています。個人の興味や目標に合わせて科目を選択できるため、私はコンサート企画に関する授業を履修しました。その授業では教員の指導の下、シュミレーションとしてのコンサート企画とポスター作成を行いました。また、その発展的な科目では実際にコンサートを企画・運営します。3年生からのゼミでは研究に取り組みます。私の所属する音楽活用専修のゼミでは様々な視点から音楽に関わる卒業論文に取り組んでおり、授業内で全員の論文テーマについて話し合う中で、自身のテーマも深めることができます。私たちの学科は少人数ならではの打ち解けた雰囲気があり、個人の興味を広げられる環境が整っています。MukogawaWomen'sUniversitySchoolofMusic8


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