音楽学部パンフレット2024|武庫川女子大学

音楽学部演奏学科では、多様な音楽表現の追求と舞台上の実践を通し、演奏家として、また音楽教育者として活躍できる人材を育てます。応用音楽学科では、音楽療法、アートマネジメント、音楽教育といった音楽の専門知識・技術を社会に応用できる専門家を養成します。いずれの学科も実技レッスン科目はすべて個人レッスンであり、クラス授業も少人数です。


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卒業生からのメッセージ現在、特別支援学校教諭として障がいのある生徒たちと充実した学校生活を送っています。生徒の輝く個性、明るい笑顔、個々のペースで一歩ずつ成長する姿に魅了されつつ、生徒に寄り添いながら支援・指導を行っています。音楽の授業は、聴覚過敏やコロナ不安等、様々な生徒の状況を踏まえて活動内容を考え実践します。授業中、生徒独自のユニークな音楽表現に私自身が刺激されることが数多くあります。音楽に関係する配慮や生徒の音楽性を引き出す工夫を考える上で、大学で学んだ音楽教育、音楽心理学、音楽療法等の知識と実践がベースとして生かされています。大学において音楽を様々な側面から学んだことや、音楽療法実習で障がい児へセッションを行った経験から、特別支援教育に興味をもち、卒業後、兵庫教育大学大学院にて特別支援教育を学び、教員免許取得と研究に没頭しました。特別支援学校教諭として働く今があるのは、音楽学部で実践を意識した深い学びを得られ、その学びを実践できる環境が整っていたからだと実感しています。将来、音楽の力を活用し発信するための学び、温かくご指導してくださる先生方や共に学び切磋琢磨し合える友人との出会いが音楽学部にはあります。日々活気あふれる大学生活を送ることができたことに感謝しています。兵庫県立赤穂特別支援学校柚木慧莉さん2019年度応用音楽学科音楽活用専修卒業(私立日ノ本学園高等学校)日本放送協会(NHK)今井桃代さん2021年度演奏学科声楽専修卒業(大阪府立夕陽丘高等学校)音楽の専門性を磨きつつ、音楽以外の関心のあることにも積極的に挑戦した学生時代でした。どの学部からでも選択ができる共通教育科目のなかで「アウシュビッツ戦争と女性」を履修し、実際にアウシュビッツや沖縄など戦争の爪痕が残る現地を訪れ、直接話を聞きました。さまざまな場所に足を運んだことで過去や今起きていること、未来のことを言葉やあらゆる表現を使って伝える仕事がしたいと思うようになりました。現在は公共メディアの記者として報道の世界で働いています。マイク片手にインタビューをしたり、1対1でじっくり話をしたりして皆さんがテレビやWebでみるニュースの原稿を書いています。時にはテレビやラジオで自分自身の声を使って伝えることもあります。ひと言でいうと「話を聞いて、伝える仕事」。入局してからの1年間で正確な情報を得る難しさや責任の重さを感じていますが、自分自身が伝える情報が誰かのためになればと、悩み・考えながら仕事ができることにやりがいを感じています。音楽が人の心に刺激を与えるように、私が取材し作成した記事やリポートが見てくれる人の心のフックにかかるよう日々力をつけていきたいです。大学時代にはたくさんの出会いがありました。一つ一つの出会いを大切にしながら挑戦することをこれからも続けていきたいです。MukogawaWomen'sUniversitySchoolofMusic10


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