音楽学部パンフレット2024|武庫川女子大学

音楽学部演奏学科では、多様な音楽表現の追求と舞台上の実践を通し、演奏家として、また音楽教育者として活躍できる人材を育てます。応用音楽学科では、音楽療法、アートマネジメント、音楽教育といった音楽の専門知識・技術を社会に応用できる専門家を養成します。いずれの学科も実技レッスン科目はすべて個人レッスンであり、クラス授業も少人数です。


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MessagefromStudents2022年度4年生からのメッセージ音楽の知識と共に幅広い視野を持つ教員になりたいとの思いから教員を目指しながら音楽療法等も学べる応用音楽学科に進学しました。教員採用試験の勉強を始めたのは大学3年生の3月頃です。学校教育センターで行われている「教員採用試験特別講座」に参加し、実際に学校現場で勤務されていた先生方から筆記試験・面接試験の指導をしていただきました。先生方は採用試験での不安なこと、面接で自分が伝えたいことをどう伝えていけばいいのか等、親身に相談に乗ってくださいました。他にも音楽学部では教員採用試験に合格された先輩方の体験談を聞く機会や試験に向けたアドバイスをいただける機会があり、積極的に参加しました。身近に自分の目標となる先輩がいらっしゃったことがとても心強かったです。教員採用試験期間はくじけそうになる時も何度もありましたが、先生方や先輩、友人などいろいろな方の支えがあり、3つの自治体から合格をいただくことができました。卒業後は自分の生まれ育った奈良県で小学校教員として勤務し、武庫女で学んだ様々な経験を糧にして子どもたちと共に成長できる教員を目指します。奈良県田原本町立南小学校応用音楽学科音楽療法専修卒業(奈良県立高円高等学校)坂田桃さん私は、音楽だけでなく幅広い知識を身につけ、将来の選択肢を広げておきたいとの思いから総合大学である本学に入学しました。入学当初は教師など音楽に関わる仕事がしたいとの思いもありましたが、コロナ禍により様々な制限があった中で、「何か挑戦したい!」と始めた資格取得を通して一般就職を目指すようになりました。3年生の6月から自己分析やインターンシップ参加に向けたES(エントリーシート)の作成やキャリアセンターに通って面接練習を重ねていきました。就職活動は大変なこともたくさんありましたが今思い返してみるとこれまでの自分を振り返る良いきっかけになったと感じています。多くの人との出会いや挫折、新たな環境での学びなどたくさんの経験ができ、私にとって大きな財産となりました。私は大学での4年間、先生方をはじめとする様々な方のサポートもありピアノと勉強、就職活動のどれをとっても全力で取り組むことができ、充実した学生生活を送ることができました。卒業後は音楽から離れることとなりますが、ピアノを通して身につけた諦めない姿勢を大切に仕事に取り組んでいきたいと思います。株式会社南都銀行演奏学科ピアノ専修卒業(奈良県立橿原高等学校)酒匂七海さん私は、音楽療法士として医療機関に就職しました。音楽療法は医療機関以外にも福祉施設、教育施設など、幅広い分野で実施されています。その中で私は1年生の時から医療機関への就職を希望していました。理由は、医療という音楽とは一見関係のないような業界で、音楽療法に何ができるのか、とても気になったからです。先生に医療と音楽療法との関連に興味があることを伝えたり、求人情報がまとめられた掲示板を頻繁に確認したりするなど、心の準備をし、4年生の時に就職活動を始めました。大学では音楽療法の基礎から対象者とのかかわり方まで多くのことを学びました。実習で遠隔音楽療法や地域高齢者の方を対象とした音楽療法を行い、さらにアルバイトで障がいのある児童への音楽療法を実践したことで、知識だけでなく経験を積むことができました。また、学生時代はボランティア活動に力を入れ、様々な年代の方と関わりました。その経験も大きな糧になっています。これから学んでいく皆さんが、どのような道に進むかわかりませんが、何事にも興味をもって、怖がらず、積極的に取り組んでみてください。そこには、想像もしない多くの学びがあると思います。医療法人吉栄会吉栄会病院応用音楽学科音楽療法専修卒業(兵庫県立西宮北高等学校)中條詩音莉さん第一東和会病院登尾真妃さん2021年度応用音楽学科音楽療法専修卒業(愛媛県立新居浜東高等学校)現在、高槻市の急性期病院で音楽療法士として勤務しています。主に、医師からの指示を受けた脳外科・緩和ケア・認知症や入院生活でのストレスによる不穏症状の患者さまを対象にしています。また、同グループの高齢者施設への出向も行なっています。常勤音楽療法士が在籍する急性期病院は全国でも数少なく、コロナ禍での制限も余儀なくされている中、先輩の音楽療法士と急性期病院での音楽療法の必要性を考えながら、日々、患者さまと接するようにしています。大学時代は、高齢者や子どもを対象としたセッション、病院での音楽療法、そしてコロナ禍におけるオンラインセッションなど幅広く実践を重ねられる実習の場が設けられていました。また、音楽療法士に必要な知識を学び、資格取得へ向け共に学び合った仲間との4年間の多くの経験は、先生方や仲間との強い絆となり、社会人となった今でも、行き詰まった時には相談したり支えになったりしています。音楽療法士を目指している方は、少人数のクラス制ならではの学びやすい環境である本学科で、ぜひ有意義な大学生活を送っていただきたいです。MukogawaWomen'sUniversitySchoolofMusic12


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