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音楽は好きだけれど将来も続けられるか自信がなかった私は、どの学部に進学するか迷っていました。しかし本学の音楽学部は総合大学の一部であり、就職にも教職にも強いということから、思い切って選択しました。それまで合唱しかほとんど知らなかった私は、授業を受けていく中で音楽の楽しさに惹かれていき、教員として子どもたちに音楽の魅力を伝えていきたいと思うようになりました。現在は音楽科の教員、またコーラス部の顧問として母校に着任し、生徒たちと賑やかな日々を過ごしています。音楽の授業では、クラシック音楽にも興味を持ってもらえるように試行錯誤し、コーラス部を指導するに当たり、指揮法を学び続け、今も学生のごとく必死に経験を積んでいます。また、専攻科の同期のメンバーでグループを組み、そこで歌の活動も続けています。ありがたいことに定期的に出演依頼があり、本番に向けて切磋琢磨することで、生徒たちに音楽を教える活力にもなっています。まだまだ修行の日々は続きますが、自分自身が音楽の勉強をすることを楽しみながら、生徒にも新鮮な音楽を届けることを目指します。現在、豊中市にある終末期医療の病院に勤めています。限られた時間の中、1日1日を大切にし、患者さんとその家族に、どのように寄り添っていけるのか、考えながら臨床経験を積んでいます。行き詰まることも多くありますが、大学で学んだことがベースとなっているのだと原点に返って大学での知識、会話の内容を思い出すことが多々あります。時には、大学時代の友人やお世話になった先生に相談したり、励ましてもらったり。そんな積み重ねによって、今も、日々成長しているのかなと思います。大学在学中は実習や学外活動に励んで、充実した日常を過ごすことができ、様々なことに興味を持ちました。そして、その興味あることを好きなだけ学べる環境で、のびのびと成長できたと思います。本学は、様々なことにチャレンジできる環境があると思います。そして、それを支えてくれる同志や先生に出会えるはずです。みなさんが充実した大学生活が送れることを願っています。NaatagShoin武庫川女子大学附属中学校高等学校教諭長田紫苑さん2021年度演奏学科声楽専修卒業2022年度音楽専攻科声楽専攻修了(武庫川女子大学附属高等学校)MiasikNaus医療法人篤友会坂本病院那須美咲希さん2022年度応用音楽学科音楽療法専修卒業(和歌山県立田辺高等学校)rfgeaMemSto2023年度4年生からのメッセージdeustn応用音楽学科音楽活用専修卒業(兵庫県立豊岡高等学校)神戸市中学校・高等学校教諭朝倉愛莉子さん私は、幅広い知識を持った教員を目指したいという思いから、本学に入学しました。教員採用試験に向けて、大学3年生の秋頃から「教員採用試験特別講座」に積極的に参加し、筆記試験、面接、小論文、実技などの指導を受けました。特別講座では、実際に教育現場で勤務されていた先生方からの指導に加えて、経験に基づいたお話を聞いたり、採用試験に関する相談にも乗っていただき、モチベーションアップに繋がりました。また学生生活の中で、教員採用試験以外にも「学内演奏」に出演する機会を得たり、日本音楽知覚認知学会で研究発表を行うなど、様々な経験を積むことができました。ピアノ、勉強ともに全力で取り組むことができ、充実した学生生活を送ることができたのは、先生方のサポートがあってこそと感じています。卒業後は、神戸市の中高の音楽教員として勤務します。学生生活で学んだことを糧に、常に向上心を持ち、生徒と共に成長していける教員を目指します。演奏学科ピアノ専修卒業(私立大阪信愛学院高等学校)株式会社紀陽銀行岸田悠花さん応用音楽学科音楽活用専修卒業(兵庫県立伊川谷北高等学校)公益財団法人神戸市文化振興財団森若菜さん私は音楽を専門的に学びながらも、総合大学であり幅広い分野の科目を受講できる本学の音楽学部に魅力を感じ、入学しました。大学に入学してからは素敵な先生方、友人に囲まれ切磋琢磨し合いながら音楽に打ち込んできましたが、卒業後は音楽とはまた別の形で社会経験を積みたいと考えるようになりました。音楽学部は一般企業への就職が難しいと思われるかもしれませんが、これまで音楽と粘り強く向き合い日々努力したことは、自分自身を成長させ、大きな強みになったと感じています。就職活動中は大変なこともありましたが、キャリアカウンセラーさんが細かなことまで親身になって相談に乗ってくださいます。本学のキャリアセンターは設備、就職支援プログラム等も非常に充実しており、手厚いサポートを受けることができます。また、音楽学部は先生と学生の距離が近く、就職活動中の悩みもたくさん聞いてくださり、自分のペースで音楽と両立することができました。4年間の大学生活での経験を忘れず、社会で活躍できる人間になれるよう卒業後も日々成長していきたいです。私は音楽が人の心や身体に及ぼす影響に興味を持ち、音楽を通して人々を支えることに魅力を感じたため応用音楽学科に入学しました。学んでいくうちに障害や病気によって支援を必要とする人だけでなく、広く人々の生活に音楽を取り入れたいと考えるようになり、コンサートの企画運営やアートマネジメントを学ぶゼミを選びました。ゼミでは学内のコンサートで企画書、チラシ、パンフレットの作成から、司会や受付を含めた当日の運営を経験し、実習の授業では学外の施設や団体と一緒にコンサートやイベントを実施しました。音楽学部内で行われる学内演奏会では、立候補のうえ3年間委員を務め、照明操作と舞台転換を行ってきました。コンサートの企画ができる仕事を希望していたので、就職活動を始める前に神戸市民文化振興財団のインターンシップに参加しました。同財団の面接を受ける際は、様々な文化財団のホームページやアートマネジメントに関する本、また市の外郭団体であることから市の文化ビジョンなどの政策にも目を通して情報収集しました。アートマネジメントから対人支援まで応用音楽学科で学んだことを生かし、人々の生活が文化によって豊かになるような仕事をしていきたいと考えています。MukogawaWomen'sUniversitySchoolofMusic14