音楽学部パンフレット2026|武庫川女子大学

演奏学科は定員30人という少人数体制。個人レッスン、ソルフェージュ、和声法、作・編曲法など、徹底した指導で音楽の基礎力と応用力の向上を図るほか、学内でのコンサートをはじめ、ソリストとしてオーケストラと協演するなど、演奏会への出演チャンスにも恵まれています。応用音楽学科では、音楽を社会に生かす専門家を養成。ピアノと声楽の個人レッスンや実用的な楽器の授業を通じ、現場で必要な演奏技能や音楽の知識を修得します。「音楽療法専修」では医療・心理・福祉などを広く学習し、「音楽活用専修」では音楽教員や文化施設の企画運営などに必要な専門性を高めていきます。


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MUSICLIFEMukogawaWomen'sUniversitySchoolofMusic音楽活用実習応用音楽学科4年次開講科目「音楽活用実習」では、公立文化施設や市民団体と協同し、学生企画による音楽事業を行います。開催地のニーズを把握し、様々な企画案から実際に実施可能な企画に絞り込み、プレゼンテーションや現地での打ち合わせなど実践的な制作過程を体験し、本番を迎えます。2024年度は、兵庫県養父市やぶ市民交流広場オープンハウスで音楽イベント「YBファブのナツフェス!」に参加、兵庫県洲本市では「クリスマスMuKoJoの音活atSBRICK」を開催しました。小さな子どもから大人までが楽しめる両イベントは大いに盛り上がりました。StudentsVoice2024年度応用音楽学科音楽活用専修卒業生兵庫県立西宮今津高等学校今西愛奈さん音楽活用実習では、前期と後期で異なる地域のイベント企画に携わる貴重な経験ができます。前期は兵庫県養父市の夏祭りに協力し、私はステージ出演者の調整を担当しました。また、子供たちが楽しめる企画として、演奏会で着るようなドレスの試着会を実施し、多くの来場者に喜んでもらえました。後期は、淡路島の洲本市でイベントを開催。出演者の調整だけでなく、本番当日の司会進行や来場者の案内など、運営全般を担当しました。どちらの活動も実践的な経験ができ、とてもやりがいのある日々でした。企画運営に興味のある方にはぜひ履修をお勧めしたい授業です。StudentsVoice生涯学習関係論Ⅰ・Ⅱ応用音楽学科3年次開講科目「生涯学習関係論Ⅰ・Ⅱ」では、身近な地域にある施設の取り組みについて調べ、学生自らの興味・関心に基づき生涯学習とサークル活動・ボランティア活動・市民活動・NPO活動の関連について討議を行います。後期の「生涯学習関係論Ⅱ」では、毎年12月に附属幼稚園で音楽会を開催。学生自らコンサート内容を企画し、打ち合わせや本番までの準備に取り組みます。園児たちと一緒に歌ったり、楽器に触れてもらったりと、会場は毎年大いに盛り上がります。応用音楽学科音楽活用専修4年大阪府立生野高等学校西井実優さん「生涯学習関係論Ⅱ」では、12月に附属幼稚園でクリスマスコンサートを開催しました。幼稚園の先生方との打ち合わせから企画、出演、アンケートや報告書の作成まで行い、実践を通して地域で音楽活動をする過程を学ぶことができました。特に、生涯学習の観点からコンサート実施の目的を立て、どのようにすれば活動目的を達成できるか、子どもたちに喜んでもらえるかを幼稚園の先生方との打ち合わせをもとに仲間と議論し、プログラム内容を考えた時間はとても充実していました。また、本番は音楽を通して子どもたちと心が一つになるような感覚を覚え、子どもたちのキラキラした笑顔を見ることができたときには達成感がありました。この経験や大学生活で得た学びを将来に生かしていきたいと思います。15MukogawaWomen'sUniversitySchoolofMusic


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