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音楽活用実習応用音楽学科4年次開講科目「音楽活用実習」では、公立文化施設や市民団体と協同し、学生企画による音楽事業を行います。開催地のニーズを把握し、様々な企画案から実際に実施可能な企画に絞り込み、プレゼンテーションや現地での打ち合わせなど実践的な制作過程を体験し、本番を迎えます。2023年度は、兵庫県養父市やぶ市民交流広場オープンハウスで音楽イベント「YBファブのナツフェス!」に参加、兵庫県洲本市では「クリスマスMuKoJoの音活atSBRICK〜クリスマスがやってくる。〜」を開催しました。小さな子供から大人までが楽しめる両イベントは大いに盛り上がりました。2023年度応用音楽学科音楽活用専修卒業(兵庫県立加古川西高等学校)但馬祥音さんこの授業では、音楽のイベントを企画、運営することの楽しさや難しさを学ぶことができます。前期には養父市で「YBファブのナツフェス!」、後期は淡路島の洲本市で「MuKoJoの音活atSBRICK〜クリスマスがやってくる。〜」というイベントを行いました。私にとっては初めての経験ばかりで、特に難しかったことは出演者への依頼です。後期のイベントでは出演者がなかなか見つからなかったり、うまく連絡が取れなかったりなど多くの困難がありました。しかし、これらの経験は社会人になったときに大いに役に立つと思います。人と人との繋がりを身をもって経験することができ、またどれだけ周りの人の力で成り立っているのかを知ることができました。応用音楽学科は音楽療法や音楽活用など、音楽に関わることをたくさん学ぶことができます。音楽が好きな方はぜひ応用音楽学科に入学して、さまざまな経験をしていただきたいです。stndeicoeVStu演習(音楽活用ゼミ)応用音楽学科開講科目「演習(3年ゼミ)」では、2023年度は「武庫川コンサート」の企画・運営を行いました。学生が主となって準備し演奏会を開催することは、将来演奏会等を企画・運営をする際に生かすことができます。応用音楽学科音楽活用専修4年(香川県立観音寺第一高等学校)筒井星名さん私が所属している音楽活用ゼミでは音楽を通じて地方自治体との連携を深め、コンサートの企画・運営や地方自治体における音楽のアウトリーチ活動の研究を行います。実際にコンサート企画・運営を経験し、多くの人が携わり一つのステージができていることを実感し、協力と情報共有の大切さを学ぶことができました。また、コンサートに来てくださったお客様の笑顔をみることで、社会と音楽の繋がりを強く感じました。出演者とは異なる視点から舞台裏の複雑なプロセスをみることは音楽の観点以外でも視野が広がり自己の成長にも結びつくと思います。今後は卒業論文に向けて音楽教育の観点でアウトリーチ活動を研究して行く予定です。社会と音楽の繋がりをさらに探求し、視野を広げ将来にも生かしていきたいと思います。stndeicoeVStu生涯学習関係論Ⅰ・Ⅱ応用音楽学科3年次開講科目「生涯学習関係論Ⅰ・Ⅱ」では、身近な地域にある施設の取り組みについて調べ、学生自らの興味・関心に基づき生涯学習とサークル活動・ボランティア活動・市民活動・NPO活動の関連について討議を行います。後期の「生涯学習関係論Ⅱ」では、毎年12月に附属幼稚園で音楽会を開催。学生自らコンサート内容を企画し、打ち合わせや本番までの準備に取り組みます。園児たちと一緒に歌ったり、楽器に触れてもらったりと、会場は毎年大いに盛り上がります。応用音楽学科音楽活用専修4年(兵庫県立須磨南高等学校)東千尋さん応用音楽学科音楽活用専修4年(私立大阪高等学校)白岩詠さん15MukogawaWomen'sUniversitySchoolofMusic私たちは3年生前期と後期合わせて1年間、生涯学習関係論の授業を受講しました。生涯学習関係論Ⅱでは幼稚園を訪ね、クリスマスコンサートを開催しました。自分たちで企画書を作成し、幼稚園にごあいさつのアポイントを取って伺い、コンサート後には幼稚園の先生方へのアンケートを集計し、報告書を作成するなど、社会人になって役立つことを実践することができました。一から企画を考えたコンサートが成功した時はこれ以上ない達成感を感じました。stndeicoeVStuSCHOOLLIFEスクールライフMukogawaWomen'sUniversitySchoolofMusic