音楽学部パンフレット2024|武庫川女子大学

音楽学部演奏学科では、多様な音楽表現の追求と舞台上の実践を通し、演奏家として、また音楽教育者として活躍できる人材を育てます。応用音楽学科では、音楽療法、アートマネジメント、音楽教育といった音楽の専門知識・技術を社会に応用できる専門家を養成します。いずれの学科も実技レッスン科目はすべて個人レッスンであり、クラス授業も少人数です。


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MukogawaWomen'sUniversitySchoolofMusicStudentsVoice演奏学科声楽専修4年(私立松蔭高等学校)前田早智子さん私は、宮っ子おやこコンサートに携わり、初めての経験をたくさんしました。その中でも特に、舞台監督という役割は今まで経験したことがなく、不安でいっぱいでした。稽古全体を把握するため、コンサート演目の演技を中心にみて、気づいたことをアドバイスするのはとても大変でした。一から作った物語を子供達に楽しく見てもらうにはどのようにしたらよいか、1日の稽古の段取りをスムーズに進めるにはどうすればよいか、改善点を検討するということを何度も繰り返しました。先生方からもたくさんご指導やアドバイスをいただき、2月の本番を迎えることが出来ました。この宮っ子おやこコンサートで経験し、アドバイスをいただいたことを念頭に就職活動も頑張っていきたいと思っています。StudentsVoice応用音楽学科音楽活用専修3年(私立清教学園高等学校)上野由貴さん浜甲カンタービレでは、合唱や合奏、そして音楽を使ったレクリエーションを通して、地域の方々との交流を深めています。演奏者と来場者が一緒に演奏できる「参加型音楽会」は、浜甲カンタービレの一番の魅力です。音楽学部の2学科が交わって活動するため、演奏学科の演奏技術と、応用音楽学科の音楽活用技術が融合し、音楽の多様性を実感するとともに自身の見聞を広げることもできます。この活動のおかげで、多角的な視点で物事を捉えられるようになったと自分自身の成長も感じています。音楽の楽しさや美しさ、そしてあたたかさを人々に伝えられるよう、これからも浜甲カンタービレの活動を続けていきたいと思います。SchoolLife宮っ子おやこコンサート音楽学部の2学科の有志が、西宮市の子育て世帯を対象に0歳児から入場できる「宮っ子おやこコンサート」を企画運営しています。毎年2月末になるお文化ホールで開催。演目の決定から、演出、編曲、出演交渉、大道具、チラシ・プログラム作り、そして当日の舞台進行や観客誘導まで学生が行います。赤ちゃんから小学生までたくさんの子供たちが来場し、本番中も愛らしい反応のあるとても楽しい演奏会になります。制作段階では、主催である西宮市文化振興財団をはじめ、なるお文化ホールの舞台担当の方から、音響や照明、舞台進行に関する助言を受けます。仲間達とチームで約10ヵ月準備を重ねて迎える本番当日、多くのお客さまが着席され幕が開く時には大きな達成感や充実感を感じることができます。浜甲カンタービレ音楽学部の学科・学年を超えた有志が集まり、「浜甲カンタービレ」として2012年度から活動。浜甲子園団地の住民や近隣の方を対象に、演奏者と来場者が共に楽しめる参加型音楽会を提供しています。音楽会本番までの練習会も盛んで、学生が協力して住民による合唱団が結成されるなど、地域の活性化を目指したまちづくりに大きく貢献しています。この活動は、兵庫県阪神南県民センターから「大学生による地域連携推進支援事業」に採択され、支援を受けました。近年さらに活動の幅を広げ、浜甲子園から甲子園、そして西宮市外でも自治体と連携して活動しています。音楽会に参加される方々が音楽学部の演奏会にお越しになるなど、交流は広がり、深まっています。参加している学生は、企画、運営、演奏、広報活動など様々なことを行っています。こうした経験はキャンパス内では得られないものであり、平素の学びを実践し、社会に還元する貴重な機会となっています。文化祭2年ミュージカル演奏学科と応用音楽学科2年生は文化祭でミュージカルを上演します。演目を決定するのは例年1年生の後期で、そこから本番に向け台本、衣装、大道具などを制作し、演奏の練習を始めます。2学科が協力し合い、一つの舞台を作り上げることは、学生生活の貴重な思い出となります。2022年度は3年ぶりに一般公開することができ、たくさんの来場者の中、学生たちは練習の成果を披露しました。StudentsVoice応用音楽学科音楽活用専修3年(兵庫県立武庫荘総合高等学校)土谷奈穂さん音楽学部では、文化祭で2年生がミュージカル公演を行います。昨年度は、『ヘアスプレー』を演奏学科、応用音楽学科の2年生全員で上演しました。演奏学科、応用音楽学科が共同で行うことで、学科の壁を越え、友情を深めることができます。また、演者だけでなく、台本作成、BGMの演奏、照明、音響、大道具、衣装、パンフレット作成などの裏方も全て学生が行いました。一人ひとりが役割を持つことで責任感を持ち、やりがいを感じられるものになると思います。練習では大変なこともありましたが、本番を終える頃には「やって良かった」「楽しかった」など大きな達成感、本番までの過程を通して得る学びがたくさんありました。また、私たちの中で「青春」そのものになりました。大学生活の中でも特に印象に残る出来事の一つになると思います。MukogawaWomen'sUniversitySchoolofMusic14


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