建築学専攻3月3日にトルコ文化研究センター研究会「ペルシア帝国と考古学―イラン南部の調査から―」を行いました!
2014/03/08
「シルクロードの文化と歴史」と題しまして、第一線でご活躍されている5人の先生方をお招きし、シリーズで研究会を行います。
シリーズ第3回は、イランを含む西アジア各地で考古学調査にかかわっていらっしゃる中部大学の西山伸一先生をお招きし、考古学的視点からみたペルシア帝国についてご講演いただきました。 前半では、ご講演の目的、ペルシア帝国の概要、シルクロードとペルシアの関係、シルクロードを通した日本との結びつき、ペルシア時代の考古学研究の現状、アケメネス朝ペルシア帝国の歴史をご紹介いただきました。 後半では、ペルシア帝国の「心臓部」であるファールス州の調査成果について議論されました。まず世界文化遺産にも登録されているペルセポリス遺跡とパサルガダエ遺跡を取り上げ、王都の建築、美術、意義等についてご紹介いただきました。さらに、日本イラン合同調査団が実施したボラーギー渓谷およびパサルガダエ平原の考古学踏査について、遺跡の種類と分布状況を遊牧民の移動経路と比較することで類推できるアケメネス朝の成立過程についてお話いただきました。
詳しい様子は、建築学専攻ホームページをご覧ください。