武庫川女子大学×フェムテック・フェムケア先進企業×KANSAI COLLECTIONによる「フェムテック・フェムケア啓発プロジェクト」がスタートしました。

English below. 

 

武庫川女子大学は、フェムテック・フェムケア先進企業である花王株式会社、株式会社明治、株式会社ワコール、オカモト株式会社、女性サポート企業である大塚製薬株式会社の5社、株式会社KANSAI COLLECTIONと連携し、Z世代女子のためのフェムテック・フェムケア啓発プロジェクト「♯GIRLS HEALTH～女の子の毎日をもっとHappyに！～」をスタートさせ、12月4日、来年3月に京セラドーム大阪で開催されるファッションイベント「KANSAI COLLECTION（関西コレクション） 2025SPRING＆SUMMER 」での成果発表に向け、産学連携に関する協定書締結と啓発プロジェクトの発足式が行われました。

 

フェムテックは「Female（女性）」と「Technology（技術）」を掛け合わせた造語で、女性特有の「体と心」の健康課題に特化した商品やサービスはフェムケアとも言われます。とりわけ、Ｚ世代女子（13～28歳）は肌の荒れや体型、生理や情緒不安定、身体の臭い、避妊や性交渉、妊娠・出産など、揺れ動く多様な悩みを抱えがちです。しかし、Ｚ世代のフェムテック・フェムケアに対する認知や理解はまだ低く、悩みがあっても我慢したり、自己流で対処したりしているケースが少なくありません。

 

武庫川女子大学では1万人のZ世代女子が学ぶ女子総合大学として、同世代女子にフェムテック・フェムケアを知ってもらい、健やかな毎日を過ごしてもらおうと、経営学部高橋ゼミ（高橋千枝子教授）の学生が中心となってフェムテック・フェムケア啓発プロジェクト「♯GIRLS HEALTH～女の子の毎日をもっとHappyに！～」を企画。フェムテック・フェムケア商品の開発やサービスを展開する企業5社と連携して情報発信に乗り出し、学生たちは今年8月開催の関西コレクションで来場者にアンケートを実施してZ世代女子の悩みを分析。参画企業から女性の健康管理についてレクチャーを受けてフェムテックの知識を高めるとともにZ世代女子に訴求するためのアイディア・プロモーションなどを企画。学生たちの学びや活動成果は、配布冊子やポスターにまとめます。

「KANSAI COLLECTION 2025SPRING＆SUMMER」では、フェムテック・フェムケアブースを設置。来場するZ世代女子に向けて、学生たちが企画する啓発冊子の配布、ポスター展示などの情報発信、参画企業のサンプリング等を行う予定です。

 

産学連携に関する協定書締結と啓発プロジェクトの発足式は、武庫川女子大学中央キャンパスで行われ、郡千寿子副学長が「このプロジェクトを通じてもっとたくさんの若い女性たちに健康管理や解決方法に関する知識を伝えて、積極的に自分自身で考え選択できる環境を整えていきたい」とあいさつ。高橋千枝子経営学部教授がプロジェクトの趣旨について「フェムテック、フェムケアについて、学生たちが同世代の女性たちに伝えるという形で進めたい。狙いとしては、『ファッション』、『コスメ』、『推し』のように友だち同士で気軽に話し合えるような雰囲気でやっていきたい」と話しました。この後、高橋ゼミの学生たちがプロジェクトの概要を説明し、産学連携協定を締結しました。

 

産学連携協定の目的と参画企業の紹介は以下の通りです。

 

 

■産学連携協定の目的

構成員はその知見、商材をもとに「KANSAI COLLECTION 2025SPRING＆SUMMER」の会場において、Z世代へのフェムテック啓発活動について共同で実施する。さらにこの協定を契機に本学との共同研究を深める。

 

■参画企業の紹介（順不同）

【花王株式会社】生理用品のロングセラー「ロリエ」を展開。婦人科検診啓発活動や初経教育活動、職場のトイレにナプキンを備品化する活動『職場のロリエ』を行う。本プロジェクトでは、生理知識とともに新製品「ロリエ　しあわせ素肌　もちふわfit」を紹介する。

【株式会社明治】本プロジェクトでは、女性のライフサイクルに着目し、生理を応援する栄養食品 明治フェムニケアフード「α-LunA（アルファルナ）」を、生理と栄養の関係性の知識とともに紹介する。

【株式会社ワコール】本プロジェクトでは、女性のセルフケアを応援するブランド「YOJOY（ヨジョイ）」の中から、デリケートゾーンにも使えるボディケアアイテムをおすすめのセルフケアとともに紹介する。

【オカモト株式会社】コンドームの国内シェアトップ。本プロジェクトでは、コンドームを通じた予期しない妊娠や性感染症の予防を啓発。また、女性のデリケートゾーンケアのための使い切りビデ「クリーンシャワー」や温熱シート「温女子」を紹介する。

【大塚製薬株式会社】女性の健康をテーマに研究開発や啓発活動に取り組み、女性のための基礎サプリメントであるエクオール含有食品「エクエル」で知られる。本プロジェクトでは、月経前の女性のこころとからだをサポートするサプリメント「トコエル」を女性の健康知識とともに紹介する。

【株式会社KANSAI COLLECTION】 若い女性をターゲットとしたファッションエンターテイメントイベント「関西コレクション（略称：関コレ）」を開催。近年は年2回、京セラドーム大阪で開催し、毎回25,000人を集客している。

 

Mukogawa Women's University has collaborated with five leading FemTec/FemCare companies, Kao Corporation, Meiji Corporation, Wacoal Corporation, Okamoto Corporation, and women's support company, Otsuka Pharmaceutical Co. The project, “#GIRLS HEALTH ~ Make girls' lives happier every day!”

 FemTec is a coined word that combines “Female” and “Technology,” and products and services that focus on health issues specific to women's “body and mind” are also called FemCare. In particular, girls of Generation Z (13-28 years old) tend to have a wide variety of concerns such as skin care, and health issues, and they are also interested in their overall health and beauty.

Mukogawa Women's University, as a women's comprehensive university where 10,000 Gen Z girls study, has launched a FemCare awareness project that aims to raise awareness of FemCare products. The results of the students' learning and activities will be compiled into booklets and posters for distribution.