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建築学科・建築学専攻の『?』にお答えします。Q1.数学や物理に不安があるのですが、大丈夫でしょうか?A本来、建築とは自然科学だけでなく人文・社会科学、芸術とも深く関わる諸学の総合です。そのため本学科では、数学Ⅲや物理を十分に学んできた人はもちろんのこと、これらに不安がある人でも、数学、英語および国語等の基礎学力があれば広く受け入れています。しかし、構造力学や環境工学など建築を専門的に学び、将来建築士の資格を取得する上で、数学や物理の理解は必要不可欠です。そこで、学部1年生の前期にリメディアル教育講座を課外に開講し、数学と物理のうち高校で学習できなかった部分、および理解が不十分であった部分を学習できるように配慮しています。Q2.Q3.Q4.Q5.Q6.Q7.工学部の建築学科ではありませんが、一級建築士の受験などで不利になりませんか?A本学科では、構造や設備の最先端の実験室を完備し、実験・実習環境も充実しています。環境、設備、構造、材料、施工など、建築を学ぶ上で必要な科目はすべて開講しています。また、充実したインターンシップ科目を含む大学院修士課程の教育は、「実務経験2年」相当と認められており、修了生全員が一級建築士の免許登録に必要な実務要件を満たします。さらに日本で初めて建築系学士修士課程のJABEE(日本技術者教育認定機構)認定も受け、世界水準の建築教育として国際的に認められています。工学部にある建築系学科と比べて不利になることは、一切ありません。一人ひとりに専用の製図机が必要なのはなぜですか?A欧米の大学の建築学部では、一人1台専用の製図机が確保されています。これに対し、日本のほとんどの建築系学科では、学生数に対して製図机の数が圧倒的に不足しています。1台の製図机を複数の学生が共有しているため、大学で腰を据えて作業に取り組むことができず、家で作業するようになります。教員の指導が十分に受けられないだけでなく、学生同士で刺激を与え合う機会も減ります。日本の建築設計教育が、諸外国と比べて貧弱であるといわれている理由の1つです。欧米並みの対話型演習を中心とした実践的な建築家教育は、十分な作業空間を確保してはじめて可能になるのです。また、そのためには本学科のような少人数制が不可欠なのです。建築学科と景観建築学科の違いは何ですか?A景観建築学科は、花と緑あふれる豊かな風景を創出する「ランドスケープ学」と、安全で快適で美しい建築・都市をデザインする「建築学」が融合した新たな学びで、自然・人・建築の共生を目指します。建築学科は、建築教育の世界水準である「UNESCO-UIA建築教育憲章」に対応したカリキュラムにより、多くの建築設計課題に取り組みます。さらには構造材料や環境工学の実験なども実施し、多種多様な構造、機能、そして美しさを持つ建築を設計できる、世界水準の高度な能力を持つ建築家を目指します。大学院に進学せず、学士課程4年間だけで卒業することは可能ですか?A可能です。ただし、学部の4年間だけでは5年以上の教育期間を要求しているUNESCO-UIA建築教育憲章には対応できません。また、現在主要大学の建築学科では、卒業生の約半数が大学院修士課程に進学しています。建築設計事務所や建設会社などで設計の専門職として活躍している人の大部分は、大学院修士課程修了者です。アルバイトやサークル活動はできますか?A学部1年生から大学院修士課程2年生まで、多くの演習に取り組みます。作品をつくるには時間がかかります。宿題や提出締め切りも日常的にあり、授業時間外も作業に取り組む必要があります。そのために一人1台専用の製図机とパソコンが用意されています。アルバイトやサークル活動は全くできないとは言いませんが、かなり制限されます。コンピュータのスキルを磨くこともできますか?A一人1台専用のパソコンと製図机を備えたスタジオで、学部1年生では「図学・情報基礎演習」、学部2年生では「CAD・CG応用演習」に取り組みます。学部1年生の情報教育は、教員一人あたり15人程度の学生を指導する少人数制で、文書作成や表計算の基礎から、3次元CAD・CGソフトの高度な活用まで、建築設計に必要な情報リテラシーを全員が身に付けます。15
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