こんにちは。
日本語日本文学科3年生なつきと教育学科3年生ゆっきぃで映画取材に行ってきました。
今月は「ツレがうつになりまして。」です。
【あらすじ】
うちの家族は、私(宮﨑あおい)とツレ(堺雅人)とイグアナのイグのちょっと変わった家族だ。
ツレ(夫・幹男)は仕事をバリバリこなし、毎朝お弁当まで作っちゃうスーパーサラリーマン(だった)。おまけに性格は超ポジティブ。そんなツレがある朝、真顔で「死にたい」ってつぶやいた!何があったのツレ?一体どうしちゃったのツレ?
病院での診断結果は、うつ病(心因性うつ病)だった。仕事の激務とストレスが原因らしく――そういえば、病気の予兆があったようなないような?結婚5年目、ツレの変化にまったく気づかないなんて...ゴメンね、ツレ。そして、うつ病の原因が会社にあるなら辞めちゃえばいいのになって思った私(妻・髙崎晴子)は「会社辞めないなら、離婚する!」と告げた。
私は新しい仕事をもらい、ツレの体調も徐々に回復に向かい、ほっと一安心。もう二度とあの元気なツレに会えないの?と不安になったこともあるけれど、考え方次第で人生はハッピーになると知った。
そして、小さなつまずきのその先には、ある奇跡のような出来事が待っていた。
【解説】
実話から生まれた大人気コミックエッセイ、待望の映画化!
マイペースな妻"ハルさん"と、超マジメな夫"ツレ"に人生の危機!?
本作は、夫がうつ病になったことをきっかけに、これまでの自分たちを見つめ直し、成長していく夫婦の姿を描いた、細川貂々(ほそかわてんてん)さんのベストセラーコミックエッセイ「ツレがうつになりまして。」(幻冬舎文庫)の待望の映画化!暗くなりがちなうつ病という題材を明るくコミカルにつづった原作の良さをそのままに、人は十人十色、夫婦は百人百色、だからハッピーをモットーに自分たちらしくあろう!という型にはまらない夫婦のあり方をユーモアたっぷりに描いている。
【おすすめポイント】
佐々部清監督×日本映画界を牽引する俳優・宮﨑あおい&堺雅人コンビが作り上げる、理想の夫婦像。
メガホンを取ったのは、日本アカデミー賞に輝く「陽はまた昇る」「半落ち」の佐々部清監督。脚本家・青島武氏と熟考を重ね、3年越しで映画化を実現させた。
主演は「少年メリケンサック」「ソラニン」など幅広い役柄を演じ、若手女優のトップを走る宮﨑あおい。"ツレ"を支え、たくましく成長していく妻・晴子を演じている。そして、うつ病という難役に挑むのは「クライマーズ・ハイ」「ゴールデン・スランバー」の実力派、堺雅人。今回は愛する妻のために懸命に病と闘う夫"ツレ"を熱演。この2人によって、ごく平凡な夫婦の日常がドラマティックに映し出され、その演技は観る者をくぎづけにする。宮﨑と堺が夫婦役を演じるのは大河ドラマ「篤姫」に続き2度目。本作でも心地いいコンビネーションを発揮、「篤姫」コンビから「ツレうつ」コンビへ――またひとつ理想の夫婦像を誕生させた。
【公開日】
2011年10月8日(土)
【キャスト】
宮﨑あおい、堺雅人 他
【スタッフ】
監督:佐々部清
脚本:青島 武
原作:細川貂々
【配給】
東映
【制作年】
2011年
【上映時間】
121分
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【感想】
~どう受け止め、どう接するべきか~
"ツレ"が、一進一退を繰り返しながらも"妻や周りの人のため"ではなく"自分自身のため"に病気と闘いながら少しずつ前進する姿に胸を打たれました。またそれを一番近くでサポートする妻・ハルさんの姿には、私たちが病気をどう受け止め接するべきかを考えさせられます。
「うつ病は、誰でもかかり得る病気であるのに、どうして誰も本当のうつ病のことを知らないんだろう...。」原作者(=ハルさん)がうつ病の実態を多くの人に知ってもらうために漫画を描く、そのきっかけとなったこのハルさんのセリフが印象的でした。少しでも多く、皆さんにこの映画に興味を持って、鑑賞して欲しいと思います。のほほんとした雰囲気で、決して暗い映画ではないですよ!
なつき
~夫婦の絆の素晴らしさ~
うつ病という暗いテーマですが、見終わった後、心が温まって幸せな気持ちになっていました。夫がうつ病になっても、現実から目を背けることなく支えてきた妻の姿、二人で病気と戦う苦しい時期を乗り越え、本当の夫婦になれたという結婚同窓会のシーンは感動しました。上映中は泣いている人が多かったです。
誰でもなる可能性があるうつ病について、今まであまり知らなかったけど、この映画を見て考えさせられました。病気になって初めて気付く周りの人への思いやりや感謝の気持ち、どんな人生でも生きることを誇りに思うことの大切さを感じるとができる素敵な映画なので、ぜひオススメする映画です。
ゆっきぃ
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