こんにちは~!暑かったり寒かったりですが、体調管理は万全ですか!?
今日はみんなで学園祭の様子を取材をしてきました。朝から雨と聞いていましたが、取材の間は何とか持ちこたえてくれました~(^ ^)
今年も大賑わいの模擬店と、ブラウンライスウィークとWFP活動についての講演会を、是非みなさんにもお伝えしたいと思いますっっっ。
文化祭に来ていた人や、模擬店を出している人たちにインタビューしてきました。(協力ありがとうございます!)
みなさん、武庫女の学祭は活気がある、にぎやか、元気、いいにおい(!?)など、さまざまな感想でした。特に父兄の方々は、娘や孫の大学生活を楽しんでいる姿を見られて、うれしいとおっしゃっていました。
また模擬店の店員さんたちも売るのに必死!あの手この手(時には女子力も?)を使って売り上げUPを図っていました。(情報メディア学科 3年 みなみ)
国連WFP協会(※)の石川莉紗子さんの講演を聞いてきました。WFPは、政府に力がない国へ支援をしており、将来WFPを必要としない世界になることを目標とし、活動しているそうです。現在、武庫川女子大学ではブラウンライスウィークという週間を月に一度設けています。これは、玄米を使うことで浮いたお金を貧しい国の子供たちの食糧支援に回そう、という活動です。普段は、どこか遠い外国の飢餓を身近な問題として捉える機会が少ないですが、この学校をあげての活動は私たちに、この深刻な事態をとても身近に考えさせてくれます。(日本語日本文学科 3年 なつき)
※WFP国連世界食糧計画:飢餓と貧困の撲滅を目的とした、国連唯一の国連支援機関。
WFPはただ貧しい国に食糧を提供しているのではありません。
例えば、貧しい国だと親の稼ぎだけでは家族を養えないので、痩せ細った子どもも学校に行かずに働いています。食糧の問題だけでなく、教育を受けられないという問題もあるのです。
これらの問題を解消するのが「学校給食プログラム」です。学校へ行けば教育を受けられるのはもちろん、栄養バランスを考慮した給食が支給されるのです。ちなみにこの給食資金の中には、武庫川女子大学で月に1週間開催しているブラウンライスウィークなどで集まった募金が使われているそうです。石川さんが知る限り、大学をあげてこのような活動をしているのは武庫川女子大学くらいだと聞いて、私たち自身に誇りを感じるとともに、他大学でも広まっていけばいいなと思いました。微力ながらも、私たちにできることはありました。
(日本語日本文学科 4年 さおてぃ)
今年の3月11日に東日本大震災が起こりました。その際に、WFPも支援活動を行ったそうです。普段の活動は、政府自治力のない国に支援を行っているため、日本などの先進国に支援を行うことは異例なケースで、石川さんご自身も日本政府から依頼を受け、とても驚かれたそうです。支援は主にテントを空輸したそうです。日本は発展途上国とは違って食糧はありましたが、それを保存する倉庫や、オフィスが津波で流されてしまい、そのためにWFPの支援テントが大活躍したそうです。また、WFPは同じテントを発展途上国で使っていましたが、東北でテントを商店街やボランティア活動に活用した被災者のアイデアにも驚かされたそうです。
私は、世界中に7人に1人の人々が飢餓で苦しみ、今この時間も生きることと戦っていることを知り、私にできることは多くの人に今日聞いたお話を伝えていくことだと思いました。(英語文化学科 3年 mami)
「アフリカの角」と呼ばれる場所をご存知でしょうか。アフリカの角とは、アフリカ北東部にあるソマリア、エチオピア、ケニアなどの国のことだそうです。ここでは、厳しい干ばつや食料価格の高騰や地域紛争の影響で1300万人を超える人々が深刻な食糧危機に陥っています。この地域の飢餓に関して、石川先生が見せて下さったある器具が大変印象的でした。それは子供の腕の二の腕の太さを測定するためのものでした。その器具を腕にぐるりと巻いて太さを測るのですが、なんと飢餓状態の五歳くらいの子供の中には、腕の太さがペットボトルのふたの大きさと同じぐらい細い子供がいるそうです。このことを聞き、子どもの飢餓の現状を痛感させられました。そして、より多くの人にこの深刻な事態を知ってもらい、一人ひとりが自分にできることを考えてほしいと思いました。
(日本語日本文学科 3年 ちえ)
左:石川莉紗子さん 右:糸魚川学長 学生広報スタッフとポスター