武庫川学院鳴松会主催の講演会の取材に行ってきました。
講師は、本学文学部教育学科初等教育専攻を卒業された田中彰子さんです。
在学中はソフトテニス部主将。
卒業後は、小学校の教諭をしながらパワーリフティング競技に打ち込まれています。
2004年世界マスターズパワーリフティング大会(48kg級)など数々の大会で優勝。
2011年はアジアベンチプレス大会で優勝しました。
パワーリフティングとは、
スクワット、ベンチプレス、デッドリフトの3種目があります。
田中さんの演技の動画が流れると、大歓声と拍手が湧き起りました。
田中さんは三姉妹の末っ子で、小さい頃から運動が得意でした。
小学校4,5,6年の担任だった恩師の影響で、小学校教諭を目指されました。
中学校は史上最悪の学年と呼ばれた学年で、激しい中学校生活を過ごされました。
3年生の担任の学級通信を今でも残されていました。
テニス部に所属していましたが、1面しかコートがなく、2年生の夏以降になってようやくテニスコートで練習できました。
高校時代は、田中さんは絵も得意で田中さんの描いた油絵が文化祭で飾られました。
大学時代はソフトテニス部の主将で、通学に2時間半かかり、朝は5時の始発に乗り、帰宅は夜の11時になるという毎日が続き、睡眠不足で大変でした。
卒業後は臨時講師をした後、OL生活を8ヵ月し、スポーツクラブのインストラクターのアルバイトをしていた時にそこでパワーリフティングに出会いました。
仕事を休んで世界大会に出場するときに校長先生が、
「教師は勉強を教えるだけでなく、夢を追う仕事だ。」と話されました。
52kg級は激戦区だったので、48kg級で出場することを目指し過激な減量をしました。
今後は「定年まで教師を続け、子どもたちの成長する姿を見るだけでなく、
働きやすい職場、可能な限り子どもたちが好きなことをできるような学校に変えたいので、
そのために教頭先生、校長先生になって頑張りたい」とおっしゃっていました。。
子どもたちにメッセージ
夢に向かって一生懸命努力する。
大人のみなさんへメッセージ
時間を見つけて、自分のために何かしてほしい。
田中さんが「どんなことでも一生懸命に取り組めば、人間は輝いて見える」とおっしゃっていましたが、本当にその通りだと思いました。
小柄な方で、140kgもの重さを持ち上げるようには見えませんでしたが
明るく笑顔でお話ししてくださり、きらきらと輝いて見えました。
一つ一つのことに一生懸命に取り組み続けてきた結果だと思います。
まだまだ夢を叶えるために努力を続けておられる田中さんに、「私も頑張ろう!」と元気をもらうことができました。
情報メディア学科3年 能勢明実
講演をお聞きして、一生懸命夢に向かって頑張ること、決して諦めないでチャレンジし続けることの大切さを学びました。
田中さんは昔からどんなことにも失敗を恐れず挑戦して、何事も一生懸命頑張ってこられたんだなと思いました。
小学校教諭の仕事をしながら、世界一のパワーリフティング選手という夢を目指されている田中さんのように、
私も自分への挑戦を頑張りたいです。
教育学科4年 岩本由貴