日本語日本文学科4年のえみり、情報メディア学科3年のずーちゃん、
日本語文化学科2年のななお、英語文化学科1年のなおです!!
奈良女子大学発達心理学の教授、麻生武先生による「私とは何か?自己の誕生の秘密」の公開講座を受講しました。
私の謎に関わる3つのテーマ
- 自伝的記憶
- 自称詞
- 言葉としての身体
を軸に話をされていました。
特に印象に残ったのは、幼児健忘症の話です。
幼児健忘症というのは、幼い頃の記憶を忘れてしまうことです。
あなたの一番幼い時の記憶は何ですか?
人によってその記憶の年齢は異なります。
その要因として
- 文化差
- 個人差
- 年齢差
日本人は過去を大切にする傾向があるため、一番幼い時の記憶が古く、
一方、インド人は過去には意味がないと考える傾向があるため、一番幼い時の記憶が新しいそうです。
私たちの中では「過去があってこそ今がある」という意見が多く、実際に一番幼い時の記憶が古い日本人型だったので、
実際に文化差が自分自身にも表れているのだと感じました。
受講されていた男性は「いくつになっても私が何か分からない」とおっしゃっていました。
普段考える機会のないテーマだからこそ今回深く考えるきっかけになりました。