皆さんは生活環境学科にどのようなイメージを持たれているでしょうか?
私は「アパレル」「デザイン」「(建築物の)模型」といったぼんやりとしたイメージを持って今回の卒業研究展示の取材に行きました。
そこで一番驚いたのはテーマが多種多様であることです。
特に印象に残ったのは、インターネット上のコミュニケーションツールであるLINEのスタンプからイラストの持つ力を研究したものです。
こういうテーマも生活環境学科で研究できるんだと意外でした!
本学のホームページの学科紹介文を見てみると、
"生活環境学科では、多様なモノやコトで構成される生活環境と人間との関係を総合的に捉え、
学びます" と記載されていました。
私が思っていた衣服や建築物といった「生活環境」よりも広く、学生個人個人の考える生活環境と人間との関係を研究されているのだなと感じました。
どのような感情を表すスタンプがよく使われているか、という調査から発表者が考える、イラストの力になるほど! と納得させられました。
さらに阪神鳴尾駅ー武庫川駅間の高架下空間の提案もありました。通学で毎日通っている身近な場所なので特に興味深かったです。
現在は阪神線を境に北は住宅街、南は兵庫医科大学・本学など学生の集まる場所になっており、提案とはガラッと雰囲気が異なっていることを実感します。
もし発表者が提案している高架下空間が実現すれば、北と南のエリアが交わる場所として楽しくなるだろうなとワクワクしました!
学生や住民の考案した商品を販売するアンテナショップや各大学のサテライト棟、大学と住民の交流の場など駅周辺に大学があることを生かした提案となっていてイメージが湧きやすかったです。
展示を見ていると、テーマの考察や設計、作品は専門知識や技術なくしては得られない内容だと感じましたが、テーマの切り口は女子大生らしい視点のものが多いなと思いました。
中には発表者自身がファンなんだろうなとひしひしと感じる、ジャニーズやアイドルが切り口となっている展示もあり、本当に学生が興味のあることについて研究しているんだなと感じました。
4年間の集大成としてゼミに所属し、とことん研究できるのは、ゼミのない短大生には少し羨ましくもあります。
短大生の卒業制作展も同日時に開催していました。
ユニークなデザインのものから普段使いにしたくなるような小物まで、作品が多くありました。
特に動物×和がコンセプトのがま口は、シンプルで和のデザインで、さりげなくウサギや魚を取り入れていてすごくかわいかったです。
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【イベント名】武庫川女子大学 生活環境学部生活環境学科 卒業研究展 2016
【開催日時】2016年2月13日(土)~2月17日(水)
10~16時(最終日17日は15時まで)
【会場】武庫川女子大学中央キャンパス
クリステリア 3・4階
生活環境1号館 別館 製図室 (H3-102・H3-206)
【イベント名】武庫川女子大学 短期大学部生活造形学科 卒業制作展
【開催日時】卒業研究展と同時開催
【会場】武庫川女子大学中央キャンパス
生活環境1号館 別館 地下1階実体験ラボ・総合スタジオ・3階ラウンジ
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卒業研究展は17日(火)までの開催となっています。
出展数も多く見応えのある展示でした!
皆さんもぜひ、行ってみてはいかがでしょうか(^ ^)?