こんにちは!
食物栄養学科4年生のみかんと日本語日本文学科3年生の文子です。
8月12日に開催された、武庫川女子大学の剣道部が出場する第64回 兵庫県剣道優勝大会 兼 第71回 兵庫県民体育大会の取材に行ってきました。
前回、取材をした大会(「勝敗を超えた感動への出会い~剣道部 第47回関西女子学生剣道選手権大会〜」)とは違い、今回は団体戦です。
.
みかんも文子も剣道を全く知らない素人...。
どうすればいいのかが分からず、緊張です(>_<)
それでも剣道や武庫川女子大学剣道部の魅力を伝えるために頑張ります!
.
会場内をうろうろしていると、試合前の剣道部の皆さんに会うことができました!
みかんと文子は生で剣道着姿を見るのは初めて。
とってもカッコいいい!!
試合前でしたが、皆さん笑顔でリラックスしている様子です。
いつもは個人で試合前の時間を過ごしているらしいですが、今回は学生広報スタッフLa chouette*が伺うということで皆さん集合してくださっていました!
・
「普段の練習通りの力を発揮したいです」
「みんなで1本、という気持ちでつなげていきたいです」
と意気込みを語ってくださいました。
私たちも観客席から応援します!頑張ってください(*^▽^*)!
*********************************************************
☆団体戦のルールの簡単説明!☆
ここで、試合の前にルールの確認をしましょう!
・
☆選手のポジション☆
団体戦は3人以上5人以下で1チーム作られ、先鋒、次鋒、中堅、副将、大将の順に試合が行われます。
(4人の場合は次鋒、3人の場合は次鋒と副将を抜いた順に試合が行われます。)
☆勝敗のつけ方って?☆
各試合のルールや勝敗の付け方は個人戦と変わりはありません。
団体戦では、5人の総合結果で勝敗が決まるため、1人が敗れても他のポジションの選手が勝てばチームの勝利となります。
また、個人戦と異なり、各試合で引き分けになることがあります。最後の大将戦で引き分けの場合は代表戦が行われ、各チームの1番強い選手や、その日に調子のいい選手を代表として選出、先に1本取ったチームが勝ちになります。
ルールは前回の記事でも確認できます!
「勝敗を超えた感動への出会い~剣道部 第47回関西女子学生剣道選手権大会〜」
*********************************************************
いよいよ武庫川女子大学の初戦が始まります。
2チームが1列になって向かい合い、主審の「礼」の合図で礼をします。
これは「整列」というもので、団体試合の前と後に行われます。
剣道部の皆さんの雰囲気が先ほど全く違う...!
その真剣な表情に私たちも緊張が。
.
.
向かって左側、赤色のリボンが武庫川女子大学です。
・・
・
「ヤー!!!」
・
パシーンッツ‼‼‼
・
大きな声と竹刀のぶつかり合う音。
これほどの迫力とは...!!
静かに相手の様子をうかがっているかと思うと次の瞬間には竹刀が振られている...
常に緊張の状態です。。。
応援には大きな声を出すことはマナー違反で、拍手で応援します。
・
1本取ればそのチームの色の旗が上がるのですが...
え、今のは決まったのでは...!?
これも決まってないのっ!?
・
素人のみかんと文子にはその判断は難しい...(>_<)💦
赤色の旗が上がるのを祈るのみ。頑張れ...!!
・
と、その時!
上がった!やった!!
一瞬の出来事で、正直私たちにはどれが有効打突かはさっぱり分かりませんが、決まった瞬間は鳥肌が立ちました。
・
あと1本取るか、このまま試合時間の4分間が経過すれば武庫川女子大学の1勝です!
・
そしてそのまま4分が経過し、まずは1勝!
次にバトンタッチです。
・
そしてあっという間に副将、大将戦で勝利をおさめ、初戦突破!
・
勝ったんだよね?(>_<) と不安になるみかんと文子。
勝った場合でもガッツポーズなどをすることはマナー違反とされているため、どっちが勝ったのか最後のあいさつでも分かりにくい...(-""-)
対戦表を確認してようやく勝利したことを確信。
うれしい!!!(*^▽^*)
私たちも緊張が解けてほっと一息。
少し会場の外に出ようとすると、入り口で吉田さんとバッタリ!
・
吉田さん!おめでとうございます(#^^#)
吉田さん「いやいや。(次の試合に向けて)今から反省会をします」
・
と、会場を後に。
私たちも次の試合に向けて撮影場所や剣道のルールの確認をしました!
・
*********************************************************
武庫川女子大学の2戦目は、惜しくも敗れてしまいました。
お話を伺うために皆さんの元へ。するとそこには悔しそうな表情の中に、笑顔もありました。
おつかれさまでした。今日の試合はいかがでしたか?
原熊さん「今日の試合を通して、それぞれの課題が見つかりました
次に控えている大きな大会に向けて、その課題を克服していきたいです」
・
と、早くも気持ちを切り替えている様子!
常に前を見て進んでいく剣道部の皆さんから、剣士の姿が見られました。
・
学生広報スタッフLa chouette*は、まだまだ武庫川女子大学剣道部に密着取材を続けていきます!
剣道部の皆さんのこれからの活躍から目が離せません!
・
・
【取材を終えて】
剣道の試合を見るのも初めてで、元・剣道部の弟にルールやマナーを聞いて今回の取材をさせていただきました。
実際に試合を見ると、想像していたものよりも迫力満点で、剣(竹刀)を振る姿からは日本の剣士の姿を見ることができました。
・
そして、今回の取材を通して剣道の魅力は「日本の心」にあると私は感じました。
礼節を重んじる剣道では、「応援は拍手のみ」「ガッツポーズは敗者に対する思いやりが欠けている行為とみなされ、一本が無効になる」など、マナーやルールからも相手を思いやる心が見られました。
・
今まであまり親しみのないスポーツでしたが、ファンになってしまいました(^^)
これからも取材を通して剣道の魅力を少しでも伝えたいと思います。
(食物栄養学科4年生 みかん)
・
初めて剣道の試合を見て、スポーツというより、礼儀の道を究めるものだと思いました。
他の競技と違って、まず正座から始まることに驚きました。
選手の皆さんは背筋を伸ばし、開会式を行っていました。
思わず私まで背筋を伸ばし、厳かな気持ちで開会式を迎えました。
また面や胴など一本を取ったあとすぐに次の構えをしなければならなかったり、勝ったあとの態度が大切だったりと、野球やサッカーとはまた違った精神で行う競技だと強く感じました。
これこそが他のスポーツにはない剣道の魅力であり、難しいところであり、見どころでもあると思います。
(日本語日本文学科3年生 文子)