開場前から入り口には、長い行列ができていました。今回の定期演奏会はコーラス部発足以来50回目ということで、その注目度の高さが伺えます。さらに今回の演奏会は卒業生の方々と現役生たちが一緒に歌うので、どんな歌声が聴けるのだろうと、劇場に入ってからもずっとどきどきしていました。
そして開演のブザーが鳴り、衣装に着替えたコーラス部の部員たちがステージに登場しました。
最初に披露したのは、武庫女の学院歌です。歌声がとても透き通っていて、聞いていると優しい気持ちになれました。
演奏会は第5部まであり、ミサ曲やジブリの曲、日本古謡とミサ曲を合わせたものまで、様々な曲が披露されました。どの曲もそれぞれ魅力がありましたが、ここで私たちが特に印象に残った楽曲を紹介していきます!
まず、ことりのお気に入りの曲は、第2部「ジブリメドレー」で披露された「もののけ姫」です。
透き通った歌声が曲の雰囲気と合っていて、目を閉じ聴いていると、より一層歌声が心にしみわたっていきました。心を込め、丁寧に歌っているのが伝わってきたので、映画の場面が次々に頭に浮かんできました。曲が終わりに近づいてくると、何だか名残惜しい気持ちになってしまいました。
次にスダ子のお気に入りの曲は第3部で披露された「トリッチ・トラッチ・ポルカ」です。リズムが面白く、楽しく、思わず一緒に歌いたくなりました!
3部は卒業生も参加し、総勢50人以上の舞台だったので、歌声はとても迫力があり、歌い終わった瞬間の余韻も何だか心に響きました。
そんな素晴らしい歌声を聴かせてくれたコーラス部さんですが、実は今年度のコーラス部には、最高学年の4年生がおらず、部員をまとめたり、演奏会を運営したりする仕事はすべて3年生がしていたそうです。
4年生のサポートなしで、クラブや演奏会の運営をするのは大変だったと思います。
そこで、今回は運営に携わった3年生の方、3人にインタビューし、お話を伺いました。
Q 演奏会お疲れさまでした!今回たくさんの曲を歌われましたが、いつから演奏会に向けて練習をはじめましたか?
A ステージごとに練習を始めた時期が違いますね。第1部の曲は去年の3月から練習を始めました。6月ごろに第5部、8~9月に第3、4部を、10月頃に第2部の練習を開始しました。
Q 今回は卒業生の方とも一緒に歌われていましたね。卒業生の方とは、どうやって練習の日程を合わせましたか?
A 卒業生の方の集まりやすい休日や、技術顧問の山口先生に来ていただける練習日を熟考しながら、練習を進めていきました。
Q ステージで披露した曲のなかで、1番思い入れのある曲はどれですか?その理由も教えていただきたいです!
A 第1部の曲ですね。1番長く練習してきましたし、部員や先生方のアドバイスをもらいながら、ステージを作っていったので、すごく楽しかったです!
Q 演奏会をするにあたって苦労されたことはありますか?また、今までの経験を生かして、どのような1年にしたいですか?
A 4回生の先輩方のサポートなしに、自分たちだけの力でスケジュール、舞台のことを考えて、運営していくのは本当に大変でしたね。
ですが、卒業生の皆様や先生方のご協力で演奏会を無事に終えることができました。卒業生の方々に「よかったよ」と言っていただき、そんな風にお声掛けしていただいたということは、ちゃんと頑張れたのかなと思います。今後は次期3年生をサポートしつつ、先輩としてちゃんと後輩の成長を見守っていきたいです。
今回の定期演奏会では、部員の皆さんや卒業生の方々から「歌うことが大好き!」という思いが伝わってきて、演奏会終了後は余韻が残りました!
また、配布されたパンフレットには部員たちの写真や紹介文が載っていたのですが、とても仲が良いすてきなクラブなんだなと思いました! 今後は新1年生を迎え、また新しいスタートを切るコーラス部ですが、きっとすてきな歌声を聴かせてくれるのではとわくわくしてます!(*´∇`*) コーラス部の皆さん、定期演奏会お疲れ様でした!次のステージも楽しみに待ってます!